続・味のしない芋煮
12月5日(水)
夕方、職場で行われるある寄り合いで、芋煮会をするというので、行くことにした。
なんと!今年最初にして最後の芋煮会参加である!
ようやく、大きな鍋から芋煮をすくう醍醐味にありつけたのである。
しかも、ビックリするくらいの芋の量である。芥川龍之介の「芋粥」なみの、芋の量である!
おかげで、今年分の芋を、十分に食べることができた。
しかし、つくづく思うのは、自分は座持ちが悪い、というか、職場の同僚と、どんなことを話していいのか、皆目見当がつかないのである。中途半端な年齢であることも関係しているのだろうか。
たとえば、少し離れたところで若手グループが楽しげに話しているが、そのノリには、まったくついていけそうにない。ベテラングループの話の輪には、なおさら加わる勇気がない。
幸い、前に座っていた同世代の同僚が、切れ味鋭く、とても座持ちのいい人だったので、その軽妙な話をひたすら聞いてうなずくばかりだった。後半は、ベテランの先生のお話をひたすら伺うという練習。
でもなあ。
みんな別世界で活躍されている人たちだなあ、と思ってしまった。
みんないい意味で前向きというか、別の言い方をすると野心的、というか、私にはとうてい及ばない境地である。私がいま考えていることなんて、実に些細なことで、たぶん誰にも伝わらないのだろうなあ、と思うと、自分からもう何も言うことはできなくなってしまった。
間が持たないので、芋煮を何度もおかわりし、ビックリするくらいの量の芋を食べるが、例によって、ぜんぜん味がしない。
つくづく自分の度量の狭さをのろったのでありました。
結論。芋煮は私の心をどんよりさせる。
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