ヒートテックの錯覚
12月13日(木)
たまに思い出したようにメールをくれる卒業生がいて、「生きてます!けっこう元気です!」と送ってきた。新天地でも元気にやっているらしい。
私が「今週末に研究発表があって気が重いです」と返事を書くと、
「先生いつも学会があると、軽く重く鬱々になりますもんね!笑」
と返ってきた。さすが、私の性格をよく知っている。「軽く重く鬱々になる」という表現が気に入ったので書きとめておいた。
さて、かなり精神的に追い込まれているので、短めの話です。
「ヒートテック」ってあるでしょう?
いわゆる「ズボン下」のことです。
あれは暖かくて、ここ最近、とくに重宝している。
私が太っているせいもあるが、ヒートテックのズボン下を履いていると、足に密着して、かなりピッチピチなのである。
寒い朝、ボンヤリとした頭のまま、ヒートテックのズボン下を履いて、通勤する。
そのまま、ふだんの流れで教室に行き、朝の1コマの授業を始めると、喋っている最中に、
はっ!!!
もしや、ズボンを履き忘れてきたのではっ???
あわてて下を見ると、ちゃんとズボンを履いている。
そんな錯覚に陥ったことはありませんか?
…つまりどういうことかというと、
ヒートテックのズボン下は足に密着しているので、「ズボン下を履いている」、という意識はある。
だが、その意識があまりにも強すぎるため、今度はその上にズボンを履いている、という感覚が、なくなってしまうのだ。
それで、ズボンを履き忘れたのではないか、と、錯覚してしまうのである。
…言ってること、わかります?
妻に電話でこのことを話したら、「それ、よくわかる」と言ってくれた。
この感覚が分かる人とは、友だちになれます。
「でもねえ」妻が続ける。
「私の高校のときの先生で、コートは着てきたけど、スカートをはいてくるのを忘れて、コートを着たまま授業をした、という伝説を持つ先生がいたよ」
「……」
そういう人とは、友達になれません。
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コメント
Yahoo! クソ袋
解答受付中のQ&A
ヒートテックが温かいと書いているブログを見かけたのですが...
とあるブログで「ヒートテックが暖かい」と書いてある記事を見かけたのですが、僕は昨年、まんまとCMに乗せられてそのズボン下を買い求めて穿いたところ、かえってスースーしてしまい、風邪を引きそうになったので、忘れたフリをして実家に置き去りにしてきました。
これはズボン下がぴったりフィットしすぎてズボンと脚の間に空間ができてしまい、いわゆる「煙突効果」によって、冷気を下から吸い込んでしまっているものと思われます。
科学的見地から考えれば、これこそ「ヒートテックの錯覚」というべきですが、さて上の現象によって感じる寒さを「1スースー」とすると、スカートを穿き忘れて上にコートだけ羽織っている女教師が受ける煙突効果は「何スースー」になりますか?
質問日時: 2012/12/22 11:30:15 残り時間:7日間
回答数:0 お礼:オシリコイン 1枚
閲覧数:0
投稿: こぶぎさん | 2012年12月22日 (土) 15時48分
カリスマラジオDJ「知らねーよ!(笑)なんだよ「1スースー」って!オマエが決めた単位なのに、なんで他の人に聞こうとするんだよ!(笑)それにこれを本当に「煙突効果」というのかどうかもアヤシイし。
…というわけで、Yahoo!知恵袋に投稿しても誰にも相手にされないような質問がありましたら、どしどしお寄せください。お待ちしておりやす、と」
投稿: onigawaragonzou | 2012年12月23日 (日) 01時26分