隙のない1日
2月20日(水)
ビックリすることに、朝9時半から2時間半の会議、午後1時半から夕方5時まで、3時間半の会議である。落ち着いて昼ご飯を食べる暇もない。
合間には、学生との面談やら、出版社から原稿の催促が来たりで、まあ、なんと隙のない時間の使い方でございましょう。われながらビックリである。だって、おもしろいくらいに、空いている時間に次々と予定が入ってくるんだもの。
夕方5時からは、3年生を対象にして、来るべき卒論に向けた「出陣式」である。会議がぎりぎり5時に終わり、急いで教室に向かう。
「もうヘトヘトだよ。だって会議が9時半から5時まであったんだもの」と学生たちに言うと、
「私たちと同じですね」という。
「どういうこと?」と聞くと、
「私たちも、公務員講座が朝9時半から夕方5時までぶっ通しだったのです」
なるほど、いまの3年生は、公務員講座でかなり追い込まれているのか。
「お互い大変だねえ」と、なんだか湿っぽくなってきた。
すべてが終わったのが、6時半。完全に疲弊した。
そうそう、それで思い出した。
先日、ある宗教法人のところに、調査に行った。
そこでは、毎朝3時過ぎから、教主様がお堂にお出ましになり、参拝者の願いを神様に届け、神様の言葉を参拝者に伝えるという「取次」をおこなう。参拝者はひっきりなしに訪れるので、遅いときには夜8時頃まで教主様は「取次」のおつとめをされるのだ、という。
毎日ですよ!毎日!土日も関係なくですよ!毎日朝3時過ぎからお堂に出仕して、夜8時頃まで、どこにも行かずに、お堂の中にじっと座って、ひたすら参拝者の話を聞き、それに答えるのである。
並大抵の力でできるものではない。
それを考えれば、オレなんか、まだまだ修行が足りないよなあ。
| 固定リンク
「職場の出来事」カテゴリの記事
- まだ月曜日かよ!(2023.01.24)
- ○○の玉手箱(2023.01.18)
- 何でも言って!(2023.01.14)
- 100字原稿マシーン(2023.01.05)
- シャレオツなメディアキャラバン(2022.12.21)
コメント