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再会の夜

2月23日(土)~24日(日)

5年ぶりくらいに、隣県で開催される研究集会に出席した。年に1度、2日間にわたって開かれ、100人以上が出席する大規模な研究集会である。40年近くも続いている伝統的な会でもある。

とっくに忘れられているだろうな、と思っていたが、いろいろな人に挨拶され、ホッとした。

1日目の夜はホテルの宴会場で懇親会である。

北隣の県に住む、同世代の「50あらし」さんとも再会する。

「今日、Mさんが来ると聞いていたので、地元からとびきり美味しい地酒を持ってきました。飲んでみてください」

いただくと、たしかに美味しい。

「美味しいですね」

「そうでしょう。また一緒に仕事をしたいという気になったでしょう」

「ええ」

「また一緒に仕事しましょうよ」

「そうですね、ぜひそうしましょう」

たとえお世辞だとしても、私のためにとびきり美味しい日本酒を持ってきた、と言ってくれたことは、なにより嬉しい。私は「50あらし」さんの心遣いに感謝した。

「しかし、あのブログ」

しまった!「50あらし」さんは、このブログの読者だったのだ。

「あれだけの分量を書く時間があったら、もう少し本業に力を入れたらどうです?」

「おっしゃるとおりです」

反論の余地なしである。そろそろこのブログも潮時か。

次にお会いしたのは、中部地方からやってきたTさん。出身も職業も異なるが、まるで兄のように、学生時代から何かと気にかけていただいた。最近はこの研究集会でしかお目にかかることがなかった。だからお会いするのも5,6年ぶりである。

1次会、2次会と、日本酒を飲み続けながら、いろいろな話をする。こんなに日本酒を飲んだのは、本当に久しぶりである。

Tさんは前と少しも変わらず、仕事に対して情熱的で、ひたむきだった。お酒を飲みながら、私をさまざまに励ましてくれた。

「今回の最大の収穫は、あなたに会えたことだよ。今日は来てよかった」とTさん。

不義理を重ねてばかりいる私には、過分の言葉だった。

「また近いうちにうちの県においでよ」

「はい、近いうちに必ず行きます」

「あなたの気づかないところで、あなたに期待している人はたくさんいるんだぜ。頑張れよ」

私には荷が重すぎる言葉である。

それでもやはり、私の居場所は此処なのかも知れない、と、5年ぶりに来て、そう思う。

翌日、Tさんにお会いすると、

「いやあ、昨日は久しぶりに日本酒を飲みすぎました」

と反省していた。たぶん昨日言ったことは、忘れているだろう。

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