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和製コロンボ

2月1日(金)

忙しくて、練った文章を書くヒマがない。

祖母の思い出話を書こうかと思ったが、内容があまりにヘビーすぎて、今はとても書くエネルギーがない。

それに、最近はブログ本文よりもコメント欄の方に力が入りすぎていて、ブログ存亡の危機である。

ということで、とりとめのない話。

刑事コロンボの声、といえば、誰でしょう?

やはり、小池朝雄ですね。2代目の石田太郎もよいが、やはり小池朝雄である。

小池朝雄も、石田太郎も、本来は俳優である。どちらも、悪役とか、クセのある役を得意としている。

もし、韓国映画「トガニ」を日本でリメイクするとしたら、校長先生役は、ぜったい、石田太郎である。

まあそれはともかく。

小池朝雄も、俳優としてドラマに出演するときは、犯人役とか、悪役とか、とにかく、クセのある役が多かった。

この人こそ、演技を追及した個性派俳優、とよぶのにふさわしい。

子どものころ、小池朝雄がドラマに出ているのを見て、コロンボとのギャップに驚き、ショックを受けたものである。

ひょっとして、コロンボのイメージをくずそうと、本業の俳優では、あえてそういう役にいどんだのではあるまいか。

しかし、私は子どものころいちどだけ、小池朝雄が刑事役を演じたドラマを見たことがある。

TBSで放送されたドラマ、「森村誠一シリーズ 野性の証明」(1979年)である。

この中で小池朝雄は、主人公の味沢(林隆三)を執拗に追い続ける刑事を演じている。それだけでなく、ドラマ全体の狂言回しの役割も果たしている。

ドラマの狂言回しとして、画面に向かって事件の概要を視聴者に語りかける、その語り口は、コロンボそのものである!

しかも、みすぼらしい身なりで犯人を執拗に追い続ける、というキャラクターまでもがコロンボと同じである!

世に、「和製コロンボ」といわれるドラマは数多くあったが、これにまさる「和製コロンボ」はいない。だって、コロンボの声を担当している本人が演じているんだもの。

私は、これを見て感激してしまった。ドラマ自体は、その前年に放映された「森村誠一シリーズ 人間の証明」にくらべると、完成度が低かったが、それでも、小池朝雄の刑事役を見られただけでも、価値があった。

「和製コロンボ」と言えば、のちに、三谷幸喜が脚本を書き、田村正和が刑事を演じた「古畑任三郎」が、記憶に新しい。

このドラマは、「刑事コロンボ」に対する、完全なオマージュ作品である。

このドラマの中で、コロンボの声を担当した石田太郎が、いちどだけ、チョイ役で出演している、というのは、たぶん、マニアの間ではよく知られている話である(第1シリーズ第5話「汚れた王将」)。

しかし、これはどうだろう。

「刑事コロンボ」で、犯人役の声をつとめ、「古畑任三郎」でも犯人役をつとめた俳優が、1人だけいる。

つまり、「刑事コロンボ」と、「古畑任三郎」の両方で、犯人となった俳優。

さて、それはだれでしょう?

これも、マニアには周知の事実か?

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