驚きのサリ麺
4月17日(水)
「ひとり暮らしにハモノは危険!」
これは高校時代の後輩で、今は外資系の会社に勤めるエーシマの言葉である。ひとり暮らし歴20年の大ベテラン。
「ハモノ」とは、「刃物」ではなく、「葉物」のことである。
つまり、うっかり葉物を買ってしまうと、食べきる前に傷んでしまうケースが多い。
だから、ひとり暮らしの人間が葉物を買うときには気をつけろ!という意味なのである。
「茹でて冷凍しておいたらいいじゃん」
という意見も当然あるが、まあそれはさておきですよ。
先日うっかり、でっかい白菜を買ってしまった。
仕方がないので、葉物を消費するために、ここのところ、家では毎日ひとりで「唐辛子鍋」をひたすら作って食べる。
韓国で買った「粉唐辛子」と、「ダシダ」(粉のだし)をベースにした鍋料理で、あとはテキトーに葉物を入れたり、豚バラを入れたりするだけである。
ジャガイモも、うっかり放っておくと、芽が出てきてしまう。
そういうときは、ジャガイモも放り込む。そうすると、「カムジャタン」みたいな料理になって、これはこれで美味しい。
さて最近、地元にある、輸入物のお酒とか輸入食料品を扱っているYというチェーン店のスーパーに行ってみたところ、そこに「サリ麺」を売っているのを見つけた。
「サリ麺」は、韓国の「鍋用のラーメン」である。
「ノルブのブデチゲ」といったらあーた、韓国で暮らしたことのある人ならば知らない人はいない、ブデチゲのチェーン店である。
何?「カムジャタン」も「ブデチゲ」もわからない?
説明するのが面倒なので、自分で調べなさい!
その「ブデチゲ」という鍋によく入れて食べていたのが、この「サリ麺」なのである。
5袋1セットで売っていたので、さっそく買って、ブデチゲ風の鍋を作ってみた。
懐かしい味だなあ。それに、粉唐辛子のスープの味が「サリ麺」によくからんで、ビックリするほど美味い!
すっかり、やみつきになってしまい、うっかり、さらに5袋買ってしまった!
「サリ麺」は鍋用のインスタントラーメンなので、当然、「粉末スープ」のようなものはついていない。
つまり、「サリ麺」がある限り、鍋料理を食べ続けなければならないのだ!
葉物はだいぶ減ったが、サリ麺は、まだだいぶ残っている。
サリ麺を消費するために、また、葉物を買い足さなければならない。
かくして、葉物とサリ麺の、果てしないイタチごっこが続くのである。
私を殺すのに刃物はいらない。
葉物とサリ麺があればよい。
(写真はすべて資料画像です)
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