そばにあるもの
一昨日のイベントで一緒に講師をつとめた方が、昨日のウオーキングでは杖をついていた。まだ杖が必要な年齢ではない。
「どうしたんです?」
「いやあお恥ずかしい。先日、自転車で転んで、腰を打っちゃってね。だいぶ治ったんだけど、今日はけっこうな距離を歩くというから、念のため杖を使うことにしたんだ」
杖をみると、名前のシールが貼ってある。苗字はその人のものだが、名前が違う。
「そこに書かれているお名前は?」
「親父の名前ですよ。昨年死んだ父の形見が、まさかこんなに早く役立つとはねえ」
そういって、その方は笑った。
「なんかちょっといい話ですねえ」と私。
杖は、いつもその人の傍らにいて、その人を助ける。
まるで父が息子に寄り添うように、である。
だから、大切な人への形見となるプレゼントは、その人につねに寄り添うものであるのがよい。
その人の心の支えになるものであるならば、なおよい。
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