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いくつもの消息

5月15日(水)

毎日いろいろと大変ですなあ。

今日も引き続き、「怖い人」キャンペーン実施中である!

昨日、所用があって、今年卒業した学生たちにメールを出した。

卒業生にこちらから連絡をとることはしないと決めているのだが、聞きたいがことがあったのでメールしたのだった。

すると、忙しいにもかかわらず、何人かから返事が来た。みんな元気そうだった。

返事をくれたうちの1人、Uさんが、最後にこう書いてくれた。

「先生は、学生のために一生懸命にしてくれると大変評判がよかったです。

きっと今も、今の学生さんたちに一生懸命なのだと思います。

学生としては、とても幸せであると感じましたし、みんなも感じていると思います。

私はおかげさまをもちまして、社会人、日々充実しております。

無理をなさらないよう、お体にお気をつけてお過ごしください」

私は、とくにU さんに対しては、在学中、何の役にも立てなかったと、申し訳ない気持ちでいたのだが、たとえ完全な社交辞令であれ、こう書いてくれたことは、私にとって励みになった。

さて、その今の学生である。

今日、「就活」に打ち込んでいて音信不通だった4年生の1人から、メールで嬉しい知らせをもらった。私も少しだけお手伝いしたのだが、そのことに対する感謝の言葉が書かれていた。

こんどは別の4年生が仕事部屋にやって来た。モヤモヤと悩んでいたことに対して、自分である決断を下したら、それによってずいぶん気持ちが楽になった、という。

「昨日は、食事ものどを通らなかったんです」

「そんなに悩んでいたの?」

「でも、自分の中で決断したら、気持ちが晴れ晴れして、さっき外でスキップしてきました」

「それはよかった」

私の指導する学生には、どん底まで悩む、というタイプが多い。たぶん指導教員がそうだからかもしれない。だが悩むということは、真剣に向き合う、ということなのだ。

「しかしこれで、自分を追いつめたことになるぞ」

「わかってます。でもこれで、心おきなく頑張れるんです」

その学生は、晴れ晴れとした顔で、仕事部屋を出ていった。

消息とは、重なるものである。

韓国からは、語学学校でお世話になったナム先生のメッセージが届いていた。

ナム先生からは、たまに思い出したように、メッセージが届く。

3カ月を単位とする語学学校の1学期の授業が終わったという報告だった。学期中は、それこそ戦争状態であり、韓国語でいう「精神がない」状態なのだが、終わってホッとしたのだろう。

ナム先生は、語学学校で教師をしながら大学院の博士課程に進学したが、あまりの忙しさに腰を痛めてしまい、結局、大学院を休学することになってしまった。今は少しずつ回復しているという。

いつだったか、ナム先生は私のことを「メンター」であると書いていた。最初は意味がわからなかったが、調べてみたら「指導者」「教え導く人」みたいな意味である。

私が教え導いたことなど一度もないのだが、たまに思い出したようにメッセージをくれるのは、ありがたいことである。

「今年の夏は、○○○さん(私の妻)も一緒に、また韓国でお目にかかれるのを楽しみに待っております。ヒョンブ(姉の夫)も楽しみに待っています」

と書いてあった。

一段落したら、夏の韓国旅行の計画でも立ててみることにしよう。

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