デブの理屈
5月20日(月)
先々週末のイベントが終わった翌日あたりから、少し足が痛い。
焼酎を飲み過ぎたし、美味しいものを食べたからだ、というだけでなく、肉体的にも精神的にも、かなり無理をしたことが、大きな原因である。
無理をしたり、調子に乗ったりすると、孫悟空のヘアバンドみたいに、足が「痛い痛い痛い!」となるのである。
足が痛くなると、歩くのにも億劫になり、とたんにやる気が起きなくなる。何をするにもしんどくなるのである。とくに先週金曜日あたりからは、そんな感じだった。おまけに宴会が2つもあったことが、ダメ押しした。
おかげで週末は、まったく何もやる気が起きない。やる気を奮い立たせて少しでも山のような仕事を進めるか?それとも、ここは何もせずにじっと休んで、週明けから頑張るか?
長考したあげく、後者の道を選んだ。おかげでだいぶ楽にはなった。
健康管理には十分に気をつけなければならない。ダイエットを始めるか。
先週金曜日の宴会に来ていた、私と同世代で、同じ体型の男性が言った。
「医者にこのままでは命にかかわると言われましてね。ダイエットをすることにしました」
日本酒をしたたか飲んで、いい調子で酔っ払っている。
「いつからです?」
「来週からですよ」
これは、私を含めた「デブ」がよく言う理屈である。いつやるの?今でしょ!
「どんなダイエットをするんです?」
「3週間、こんにゃくしか食べません」
これもデブの理屈である。私がよく言う、
「カプサイシンが痩せると聞いたから、粉唐辛子をたっぷり入れた鍋を作ろう」
というのと、同じ理屈である。
何かを食べて解決しようとする発想では、決してダイエットは成功しないのだ。
ちなみに、「甘いものは脳を活性化させる」というのも、デブの理屈である。
それにひきかえ、先々週末のイベントでお目にかかった市長さんはご立派である。
ここの市長さんは、一度会うと忘れることのできないほど強烈な個性の持ち主である。私からすれば、「ガハハ」なおじさんである。
その市長さんが、最近医者に言われて、ダイエットを始めたという。私の見たところ、ふつうの体型なのだが。
「最近は毎朝、早く起きて、2時間くらい歩いていますよ。あと、間食をやめました。そしたら、あっという間に5㎏痩せました。ただ、3食はしっかりと食べてます。晩酌もやめられませんねえ」
そうそう、これこそが、ダイエットの王道である。
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