厄介な野犬
5月8日(水)
「誰にも喜ばれない性格、というか、気づくと誰も味方がいなくなる性格ってわかります?学生の時から僕はそうなんですけど。『だったら言わなくていいじゃん、どっちも味方がいなくなるよ』みたいなことなんですけどね」
「まぁ、僕はそういう人生をず~っと送ってきてまして、多分、そんなこと言わなくていいのに、みたいなこともあるんでしょうけどね。でも、なんですかね?どこも何も言わないって変じゃないですか?なんだか納得がいかないんですよね…まぁ、損してますよね。僕は(笑)」
これは2年ほど前に、私と同世代のラジオDJが、ラジオ番組の中で言った言葉。このラジオDJは、性格が私とまったく同じである。
ここ最近ほど、この言葉を痛感することはない。
ま、今日も例によって、言わなくてもいいことを言うわけですよ。
そうすると世間的に「大人」の人が、「まあまあ」なんて言ってね、官僚的答弁で、うまく矛をおさめようとするわけです。
でもこっちは全然納得していないから、ムキになったりする。
傍観している関係者たちはだんまりを決め込んでいる。
今日はまさにそんな感じで、「ああ、やっぱり言わなきゃよかったよなあ」と、一日中、すっかり心が折れてしまったんですけれども。
そしたら、同僚で一人だけ共感してくれる人がいて、「言ってくれてありがとうございます」というメールが来た。
一連のやりとりを読んで、私とまったく同じ感想を共有したりしてね。
周りに誰ひとり味方がいない、と感じた1日だったけれど、ああ、通じる人がいたんだ、と思って、それが、かろうじて救われたことでした。
「厄介な野犬だねえ」と、妻はよく私のことをそう評します。すぐいろいろな人に噛みついたりするから(笑)。自分でも厄介な性格であることは重々承知しているけれど、でもそれで周囲の人々の人間性を量れているのだから、まあこの性格につきあっていくしかないか、と、半分は諦めています。
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