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テッパン!

6月18日(火)

あいかわらず、綱渡りの日々である。

今日の午後は、年に一度の「キョスニムと呼ばないで!」の授業の日。

今から4年ほど前の韓国の語学学校での体験(とくに1級1班の体験)を、当時の日記と写真を交えで紹介する。この授業、90分間、最初から最後までマシンガンのように喋りっぱなしである。スライドは120枚弱。

終わると、ヘトヘトになる。ラジオのパーソナリティが2時間の深夜の生放送を終えた気分って、こんなんなんだろうなあ、と思う。

ふだん自分の授業がどう思われているのか、よくわからない。たぶんふだんは退屈な授業なのだろう。最近は「眠くなりました」と感想を書いてくる学生が多い。

だがこの「キョスニムと呼ばないで!」だけはテッパンである(と思う)。

どんな立派な肩書きのある人でも、海外での体験を、これほどリアルに伝えることは、できないからである。

だから、立派な肩書きを持つ人の「海外武勇伝」などよりも、はるかに面白い、と思う。

これだけは、ふだん自信のない私でさえ、自信がある。

以下、今日聞いてくれた学生たちの感想からいくつか。

「先生の体験談を聞いていると、私もその教室の中にいるような気がして聞いていて楽しかった」

「先生の中で韓国での語学院での体験がかけがえのないものであることが強く伝わってきた。本当の『グローバル社会』という定義には大変共感した。個人として尊重されるような社会にこれからもっとなっていければいいと思う」

「今日の講義は大変おもしろく、とくに日記の内容がおもしろくて、ずっと笑って聞いていました」

「今日の話すごく興味がありました。すごく面白かったです。人とは、表面的につきあうだけでは、真の姿を見ることができないのだと改めて思いました。一人の人間として、一人一人を見ることが大切だと思いました」

「面白いお話でした。先生たち皆いいことしか言わないけど、日常のこととか、内面に迫るお話が聞けてよかったです」

「1級の時は、本当にドラマみたいに濃い生活を送っていたのだと思いました。大人になってから学生として勉強するのは大変そうであるが、とても楽しいことだと感じました。『その気になれば何でもできる』。この講義で少し勇気をもらえました」

「先生にとっての語学院での1年は、とても充実して楽しかった、ということがよく伝わってきました。私も留学を考えてこの講義をとりましたが、今までの講義の中で、いちばん聞きたかったお話を聞くことができました。私も、留学をして帰ってきたら、家族、後輩など、多くの人に伝えたいと思います」

「日本人一人なのに最終的にクラスのみんなとコミュニケーションをとり、お互いを認め合うまでに達したことに感動した。一歩自分の世界から踏み出す勇気というのを、私も持てたらいいなと思う」

「生徒1人1人のキャラクターがおもしろかった。大変なクラスであったが、話を聞いていると生徒1人1人に愛着がわいてくるようだった」

「先生の韓国での日々がとてもリアルに伝わってきて、楽しく聞くことができました。国籍に関係なく、日本人同士でも、いろいろな人と交わりを持ち考えたり感じたりすることが大事なんだなと思いました」

「1級1班の時の話を聞いて、授業や大学生活を充実させるかさせないかは自分次第だと思いました」

「年齢が20歳も離れている中国人クラスメイトと、少しずつ交流が深まっていくところに感動しました。先生にとって語学院での生活が、研究だけでなく人生のあらゆる場面で役立つのではないかと思いました」

「韓国語学校での出来事が面白かったです。大変なことは多くても、互いに認め合おうとする姿勢を持つことが相互理解につながるのだと思いました」

「一人の人間として、人と人が向き合うことの大切さを知り、年齢や国など関係なく関わっていくことを意識していきたい」

これらの感想を読んで励まされたのは、むしろ私の方である。

たとえわずかな人にでも、その人の心を動かし、伝えたい真意が伝わったとすれば、この授業は成功である。

どうだいこぶぎさん。OQイズムを受け継いでいるでしょう?

いつもの「憂鬱な火曜日」が、少しだけ晴れやかになった。

私の夢は、私自身がもっと話芸を磨いて、これを「鶴瓶噺(つるべばなし)」みたいな古典的名作に仕上げることである!ああ、もっと喋りが上手くなりたい!

待ってろよ!こぶぎさん。

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コメント

やはりテッパンはいいですよね。

というわけで、わたくしも、3回目の駅前温泉に入って、焼きそば食べてます。

鉄板だけに。

ま、実際には焼きそばは中華鍋で作ってましたけど。

投稿: テッパンこぶぎ | 2013年6月19日 (水) 00時11分

やはり焼きそばは鉄板で焼かないとね。

私も何度かその町には行きましたけど、焼きそばは食べていません。いちどその町で名物の焼きそばを食べてみたいなあ。

投稿: onigawaragonzou | 2013年6月20日 (木) 01時19分

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