心を込めて準備中
7月21日(日)
本当はこの週末は、「カーナビのないひとり旅」でもしようと思っていたのだが、そうも言ってられなくなった。朝、投票に行ったあと、「早期に脱原稿!」を実行するために仕事部屋に向かう。
といっても、思うように進まないのは、いつもの通りである。仕事部屋を離れずにじっとしていることにして、ああでもない、こうでもない、と文章を足したりひいたりしているうちに、気がついたら午後3時になってしまった。
さすがにお腹がすいたので、仕方がない、ラーメンでも食べに行くかと思い、頭に浮かんだラーメン屋に行くが、
「心を込めて準備中」
という看板がかかっていた。
えええええぇぇぇぇぇっ!!準備中???
午後2時から5時までは、「準備中」らしい。
何軒かラーメン屋さんをまわったのだが、「準備中」のところがけっこうある。
昔から思っていることなのだが、午後の数時間を「準備中」にするっていう風習は、日本独特の風習なの?
韓国で生活していたときは、そんな目に遭ったことはないと記憶する。
午後の3時間ばかり「準備中」にすることの、意味がわからない。
もちろん、お客さんが来ないからなのかも知れないが、だったらなおさら、「営業」しながら「準備」することもできるんじゃないの?
しかも最近のラーメン屋さんの看板は、単なる
「準備中」
ではなく、
「心を込めて準備中」
と、筆文字で書いてあるのが、なおさら腹が立つのである。
お前、本当に心を込めて準備しているんだろうな、と、心の薄汚い私は、つい勘ぐってしまうのだ。
ちなみに「営業中」の看板の方は、
「一生懸命営業中」
と筆文字で書いてある場合が多く、これもなんか腹が立つ。
たとえば、私の稼業でいえばですよ。
授業のない空き時間に、学生が仕事部屋に相談に来たとする。
そのとき、仕事部屋のドアのところに、
「心を込めて授業準備中」
という看板が掛かっていたら、なんか腹が立つでしょう?そんなことより、こっちの相談に乗れと。
それと同じです。
「心を込めて準備中」
と書いてあるのを見ると、
「そうゆうのいいから、とにかく俺の腹を満たしてくれ」と思う派なのです(なんか、つぶやきシローっぽい言い方だなあ)。
ラーメン屋や食堂が、午後の数時間を「準備中」にするというのは、何か合理的な理由があるのだろうか?誰か、納得のいく説明をしてください。
…とまあ、腹が減っているとイライラしてくるので、ラーメンはあきらめ、牛丼屋さんに入ることにした。
その後、本屋めぐりをしたり、岩盤浴に行ったりして、結局、原稿は今日1日の目標の半分も進まなかった、とさ。
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