休館日の謎
9月15日(日)
原稿が、大変なことになっている。
原稿が遅れて、掲載されなかったりすることを「落とす」というが、9月末の締め切りまでに絶対に落とせない原稿が4つもあるのだ。
連休の中日である15日の日曜日に、早々に地元に戻って、原稿を書こうと思ったが、例によって私は自堕落な人間である。原稿を書くには、テンションを上げなければならない。
そこで、新幹線の中で考えた。
ある原稿を書くに当たって、県立図書館にある本を閲覧することが必要である。その本は、県内では県立図書館にしかなく、しかも禁帯出、すなわち貸出禁止の本である。
そこで考えた。
いったん家に帰ると、くつろいでしまって原稿を書く気が失せるから、駅に着いたらそのまま県立図書館に向かって、そこで原稿に必要な本を閲覧して、そのテンションで原稿を書いてしまったらどうか。
ここまでは完璧なシナリオである。
ところが県立図書館の前まで行って、愕然とした。
「本日休館日」
ええええぇぇぇぇっ!!
よく見ると、
「第3日曜日は休館日です」
とある。
事前に調べなかったこっちも悪いが、まさか休日に図書館が休館しているなんて、思っても見なかったのである。
しかも、である。
「明日は月曜日なので、休館日です」
えええええぇぇぇぇっぇぇっ!!
明日は祝日であるにも関わらず、月曜日だという理由で休館日だというのである。
つまり、3連休のうちの2日間、図書館は休館だというのである。
どういうことだ?
ふつう、休日は図書館が開いているものだと思っているが、ここはそうではないらしい。
休日は勉強をするな、ということなのか?
かくして完璧と思われた計画は、あっけなくも崩れ、一気にテンションは下がった。
結局、家でふて寝した。
このままでは腑に落ちないので、周囲の県の県立図書館の休館日をかたっぱしから調べてみたが、やはり、ここのような休館日のパターンは存在しない。
「月曜日が休館日」というところがいくつかあるが、仮に月曜日が祝日だった場合、翌日の火曜日を休館日とする、としている。つまり、月曜日が祝日の場合は、開館するのである。
月の初めや、月末の1日だけを休館日とするところもあった。その場合も、該当する日が休日の場合は、休館日をずらしているのである。
いったい何故に、うちの地元の図書館だけ、このような方針で休館日を設けているのだろうか?まったくもって、謎である。…というか、10年以上も住んでいて、わからなかった私も悪い。
まあそんなことに頼らずに原稿を書けばすむ話なのだ。結局は、自分が原稿を書けないことを、他人様のせいにしている自分が悪いのだ。
はたして、原稿はどうなるのか?困った。
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