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俺は芭蕉か、キョンキョンか

9月30日(月)

今日は「すぐに潰れてしまうラーメン屋」の話を書こうと思ったが、急遽予定変更。

唯一の姉妹ブログである、こぶぎさんの「乙女旅のブログ」は、10日に一度の更新である。

「乙女旅のブログ」のヘビーなファンなら周知の事実だが、あのブログの記事は、すでに半年以上前にまとめて書かれていて、それを10日ごとに、自動的に更新しているしくみになっている。

つまりラジオで言えば、私のブログがリアルタイムで起こったことを書く「生放送」であるのに対し、こぶぎさんのそれは、まとめ録りした録音放送なのである。

で、今日は9月30日(月)で、記事が更新される日。

読んでみて驚いた。

まずタイトルが、

「(本格派シリーズ)本格的な足跡めぐり」

とあり、誰か有名人の足跡をたどった旅なのかな?あるいは、恐竜の足跡(あしあと)か何かを見に行ったのだろうか?などと、想像がふくらむ。

だが中身を見てびっくり。

なんと、私が毎年秋に行っている「実習」先の足跡を一人旅でたどっているのだ!

新幹線を乗り継いで片道5時間!

私がよく行く喫茶店(私がよく行くのは、本店ではなく、その近くにある支店です。円形のカウンターに座るのが好きなのです)。

見晴らしのよいS寺。

特急で1時間ほど行った村での、自転車走行。

まわる順番は異なるが、ほぼ完璧なコースである!

ただし前述の通り、リアルタイムの更新ではないので、いつごろ行ったものであるかは不明。かき氷を食べているので、夏ではないかと思われる。

むかし私は、こぶぎさん他数名と、ベトナムに旅行に行って、「水曜どうでしょう」の「原付ベトナム縦断1800キロ」のルートをたどったことがあるが、要は、それと同じことでしょう?

どんだけこのブログのファンやねん!

さすが筋金入りの「ダマラー」(「吹きだまり」+「ラー」で、このブログのファンの人のこと)である。

「水曜どうでしょう」のたとえがわかりにくい人のために、別のたとえを用いると、松尾芭蕉の「奥の細道」のルートを、いまの人がたどるようなものである!

で、読んでみた感想。

すげー恥ずかしい!

自分の行った足跡をたどられるのは、かなり恥ずかしいのだ!

それで思ったのだが、もし松尾芭蕉が今も生きていたら、

「奥の細道、たどるんじゃねえ!」

と思ったはずだぞ。

「蝉?あー、あれは本当は鳴いてなかったんだけど、鳴いているテイで詠んだんだ。実際には聞いてないんだよ。だからわざわざ現地に行って蝉の声なんて聞こうとしないでくれよー。恥ずかしいからさあ」

とか、

「え?蚤とか虱とかいて、馬がオシッコするというあの場所にも行ったの?頼むよー。恥ずかしいからたどらないでくれよー」

とか、ぜったいそう思っていると思うぞ。

さらに別のたとえで言えば、むかしキョンキョン(小泉今日子)が、「オールナイトニッポン」というラジオ番組で、

「私いま、『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいるの」

と言ったら、翌日、書店から『ライ麦畑でつかまえて』が飛ぶように売れ、ファンがみんなこの本を読んだ、という逸話が残っているが、「足跡めぐり」はその感じにも近い。

いい名言を思いついた!

「みんな、誰かのキョンキョン」

いい言葉だ。この言葉、「倍返しだ!」なみに流行らないかなあ。

しかしこの「足跡めぐり」の話。先日こぶぎさんに会ったときには、こんな話題などおくびにも出しておらず、その徹底した情報統制ぶりには、恐れ入るばかりである。

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コメント

 手間もカネもかけた割には、いまいちなネタかなと思ってましたが、お喜び頂けたようで何より。

 今年の「実習」直前にぶつけてやろうと、温めていた企画です(かき氷だけど)。

 ぜひ、朝一番でレンタサイクル屋に行って、台数限定の電動アシスト車をゲットして、だるま屋ウィリーごっこで遊んで下さい(大変危険なので、よい子の読者のみなさんは真似しないように)。 

 あと、本当に締切延長が実現しておりましてコメント欄に長文書いている訳に行きませんから、これでも見てお茶を濁しておいてください。

チキチキマシン猛レース実写版(「プジョー」のブラジル版CMらしい)
http://www.youtube.com/watch?v=GwrqMbwEM_w

投稿: 延長こぶぎ | 2013年10月 1日 (火) 05時45分

姉のこぶぎです。

本文記事へのツッコミ漏れを、追加で突っ込ませて頂きました。

さて、「みんな誰かのキョンキョン」の元ネタであろう「みんな誰かの初恋だった」がキャッチコピーの韓国映画「建築学概論」は、フォーラム福島にて9/28~10/4まで、12:25よりの1回上映です。そして来月には待望のDVDレンタル開始とのこと。

 あと、今日の晩飯の雑談にてふーみん先生が質問された「チキチキマシーン猛レースの日本語版と英語版(wacky races(奇抜なレース))で話していることに違いはあるか?」について、この場を借りて回答しますが、ネットで英語版を視聴したところ、英語版ではナレーターとブラック魔王の掛け合いはありませんが、ナレータ-がミルクちゃんびいきなのは一緒でした。また、9番「ハンサムV9」のキザトト君は英語版では喋らないキャラであり、日本版でオネエキャラが付加されたのは吹き替えた広川太一郎のマジックのようです。
 ネットでは、英語版よりスペイン語版(ポルトガル語版?)の動画が多いようで、何言ってるか詳しくは分かりませんが、南米でも人気のあるアニメのようですね。

実写版「チキチキマシン猛レース」のメイキング映像
http://www.youtube.com/watch?v=pC6LEEw6nsM

投稿: 延長こぶぎ | 2013年10月 2日 (水) 00時54分

さすが、「みんな誰かの…」に反応してくれたのは、やはりこぶぎさんだけでした。

しかも出た!ついに、本文記事ではまったく触れていない「こぶぎさんとふーみん先生との晩飯での会話」で出た疑問を、ここのコメント欄を使って解答するとは!もはや、本文記事とはまったく関係ない内容ではないか!

コメントの新しいパターンです。

投稿: onigawaragonzou | 2013年10月 2日 (水) 20時31分

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