ああ!火災報知器
10月18日(金)
2週間ほど前だったか、アパートのドアの新聞受けのところに紙がはさまっていたので、見てみると、
「近日、火災報知器の交換工事を行います。つきましては、お部屋に入って作業をするため、ご都合のいい日時をお知らせください。工事は5分から10分程度で終わります」
と書いてある。業者が置いてったらしい。
火災報知器とは、火災を検知するためのもので、確認したところ、私のアパートの3DKの各部屋の天井についていた。つまり、4つ付いている、ということである。
だがこっちは忙しいし、頼んだ覚えもないので、無視していたら、数日前、大家さんから電話が来た。
「火災報知器の交換工事をしなければならなくて、業者さんから、いつならご都合がいいか、と聞かれています。いつがいいですか?」
直々に大家さんから電話があった、ということは、やはりこれは義務らしい。
「じゃあ金曜日の午前中でお願いします」
と返事をした。
しかし困った。
なぜなら、3DKのアパートの私の部屋は、かなり散らかっていて、人を中に入れるような状況ではないのだ。
しかも3つの部屋のうちの1つは、本であふれていて、とてもではないが人が入れる状態ではない。
あるていど片付けてみたが、焼け石に水である。
(まあいいか…)
あまり見られたくはないが、仕方がない。
さて当日。
業者のお兄ちゃんがやってきた。
「部屋、散らかってますけど、いいですか?」と私。
「ええ、まあ」
「5分か10分で終わるんでしょ?」
「それが、そうはいかないんで…」
「どうしてです?」
「先日来、このアパートの各部屋の付け替え工事と行っているんですが、各部屋には、火災報知器が9つ、付いているんです」
「こ、こ、こ、…9つ????!!!」
私はびっくりした。自分の小さなアパートの部屋に、火災報知器が9つも付いているとは!!!
どんだけ火災にビビってんねん!!!
「だって、部屋は4つしかありませんよ」
「玄関と、洗面所と、押し入れ3カ所すべてにも付いています」
お、お、お、押し入れにも?!!
…知らなかった。
と、ということはですよ。火災報知器の交換のために、すべての部屋と、さらには洗面所や押し入れの中まで全部見られてしまうってことですか???
「どうぞ、もう勝手にしてください」
私はすっかり呆れてしまった。
結局、すべて交換し終わるのに1時間近くかかっていた。
なんか、全然知らない人に、部屋の中のすべてを見られて、すごくイヤーな感じである。
アパートやマンションに、火災報知器って、そんなにたくさん付いているものなのだろうか?
で、知らない人が平気で入ってきて、部屋の中をくまなく見て、火災報知器を交換する。
これって、普通のことなのだろうか?
なんか、この土地独特の因習のような気がしてならないのだが…。
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