キョスニムと呼ばないで!~誕生祝い編~
1月16日(木)
昨年末のことだったか。
3年生のSさんから、
「1月16日は、年明け最初の演習の日ですよね。演習開始の時間より30分早く、演習室に来ていただけますか?」
とだけ言われた。
今日。
言われたとおり、演習が始まる30分前の12時半に演習室に行くと、学生が15人ほど集まっていた。
黒板には、
「キョスニム、お誕生日おめでとうございます!」
と書いてあるではないか!
3年生のSさんは、ホールケーキを二つ、持ってきた。
見ると、ケーキにも、
「キョスニム、おたんじょうびおめでとう」
と書いてある。
涙が出そうになったが、大人なので、グッとこらえた。
2つのホールケーキにろうそくが立てられ、火がともされ、演習室の電気が消された。
学生たちが手拍子しながら「ハッピーバースデイの歌」を歌い始めた。
「は~っぴば~すでい~とぅ~ゆ~」
フーッ!
パチパチパチパチ!
なんともベタな「ろうそくの火消し」である。
あらためてこの儀式をちゃんとやってみると、めちゃくちゃ恥ずかしい!
真冬なのに、大量の汗をかいた。
授業の場で祝ってもらったのは、生まれて初めてである。
ケーキを切り分けてみんなで食べ、1時から、通常通りの演習をはじめた。
今年は、本当にたくさんの人に、誕生日をお祝いしてもらった。
こんなにたくさんのお祝いの言葉をもらったのは、生まれて初めてではないだろうか。
学生たちにこんなに祝ってもらって、本当に私は、果報者である。今までの人生からは、考えられないほどである。
…ひょっとして俺、もうすぐ死ぬんじゃないか?
| 固定リンク
「職場の出来事」カテゴリの記事
- 1週間を乗り越える(2025.01.11)
- 仕事始め(2025.01.06)
- 疲労のピーク(2024.10.29)
- 2連勤の2日目・Tシャツを着て仕事をする(2024.10.20)
- 2連勤の1日目(2024.10.19)
コメント