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ダマラーのオフ会

3月11日(火)

夜6時半、「よく喋るシェフの店」で、ダマラーのオフ会があった。

Sさんが発起人になり、こぶぎさん、Kさん、Tさん、そしてだいぶ遅れて、T君が集まってくれた。

「オフ会」というのは、経験したことがないのでよくわからないが、ブログの熱心な読者たちによる会合、ということらしい。

このブログについてあれこれと語り合う、という趣向で、パソコンを持ち込んで、話題に出た記事をその場で検索して、振り返ることになった。

「ちょっと勘弁してくださいよ。恥ずかしいです」

と私が言うと、

「いえ、オフ会とはそういうものですから」と、発起人のSさん。

オフ会って、そういうものなのか?

さらに恥ずかしいことに、一昨年、大学祭で演奏したときのライブ映像が、BGMのように流された。

とにかく、恥ずかしくて居たたまれない。

それだけではない。

Kさんが、USBメモリを取り出した。

「今度は何です?」

私が不安になって聞くと、

「写真です」

という。

写真?私の恥ずかしい写真か何かだろうか?

パソコンの画面に映しだされたのは、10年前の私の写真だった。

Kさんが、なぜか持っていたのだ。

ずいぶん若いし、それに今よりも少し痩せているではないか。

ブログの記事や、ライブ映像や、過去の写真で、これまでを振り返る。

まるで、生前葬をやっていただいた気分である。

ありがたいことに、Tさん、Kさん、Sさん、こぶぎさん、それぞれの方々からプレゼントもいただいた。

Sさんからは、「千里同風」と刻まれた封緘印をいただく。

「千里同風」とは、「千里離れた遠い地域にも同じ風が吹いている」という意味である。

このブログ名「風の便りの…」にも、ふさわしい言葉である。

お酒を飲まないこぶぎさんからは、「おくりびと」という名前の日本酒。わざわざ雪の山道を往復して、入手したという。

ますます生前葬の気分になる。

かなり遅れて、Uさんが登場した。

2次会に場所を移してからも、ブログの話は続く。

そこで話題になったのは、

「最近はブログ本文よりも、こぶぎさんのコメントの方が面白い」

ということだった。

こぶぎコメントの熱狂的なファン、という人たちが、実はすごく多いことがわかった。

果ては、

こぶぎさんが場所を当てられないような喫茶店の話を書くべきではない。こぶぎさんが正解を出すところに、このブログの醍醐味がある」

と、「こぶぎさん擁護論」まで出て、可笑しかった。

それにしても、みんなよく読んでるなあと、ビックリした。

結論。オフ会って、すげえ恥ずかしい。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ざわざわと降る雪の中、七人の紳士淑女たちが後ろを見ますと、小さな一軒の店がありました。そして玄関には

西洋料理店
ひまわり軒

という札が出ていました。

「おや、こんなところにおかしいね。しかしとにかく何か食事ができるんだろう」

「はいろうじゃないか。ぼくはもう何かが喰べたくて倒れそうなんだ」

七人は戸を押して、中に入ると、そこには金文字でこう書かれていました。

「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください」

「なかなかはやってるんだ。こんな山のかたで」

「それあそうだ。見たまえ、東京の大きな料理屋だって大通りにはすくないだろう」

 ところがどうもうるさいことは、また扉が一つありました。

 扉には赤い字で、こう書かれていました。

「お客さまがた、寄せ書きがわりに好きなブログ記事に「寄せコメント」をしてください」

「落語と映画のコメントは、書いても読み飛ばします」

「自分の誕生日の記事を書いてコメント欄を閉鎖するのはどうかと思います」

「もっとエロイ方向に文章の幅を広げて、新たな読者層を開拓しましょう」

「感想は、電話かショートメールで直接筆者にダメ出しします」

「でも忙しいので、長すぎるコメントはご遠慮ください」

「これはぜんたいどういうんだ」

ひとりの紳士は顔をしかめました。

「うん、これはきっと注文があまり多すぎるけれど、それだけこのブログを愛読していますと斯ういうことだ」

「そうだろう。早くどこか室(へや)の中にはいりたいもんだな」

「そしてテーブルに座りたいもんだな」

するとすぐその前に次の戸がありました。

「コメントはもうすぐ終わります。

 十五行とお待たせはいたしません。

 早く、鬼瓦さんと奥さんがデートしていた場所を織り込んでコメントを書いてください。あと、上っ張りが方言かどうか、ユーチューブで動画を探してください」

 ひとりの紳士はしかたなく検索をはじめ、上っ張りについては「『岡山県ニュース』農家と共に十年 ~改良普及員~ 」という動画を見つけましたが、デートの話の方は、歌ネタで行こうと決めたものの、とんと見当がつきません。

 ローリングストーンズを見に行った話と結び付けて、王様の「居酒屋の女」をもじろうとしましたが、おじさま読者を増やせるとは言え、直訳歌詞があまりに下品すぎるために断念しました。さだまさしの「木根川橋」は、ロケーション的にぴったりですが、地名を置き換えてみると、あまりにストーカーチックだったので、これも断念しました。

「まったく注文の多い客の多い料理店だ」

紳士は、最後にこうつぶやきました。

「ろくなもんじゃねえ」

投稿: 宮沢こぶぎ | 2014年3月12日 (水) 10時45分

山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分のブログのトップに、
「心のやさしい鬼のブログです。どなたでも読んでください。面白い話もございます。ためになる話もございます」
と書きました。

けれども、人間は疑って、誰一人、ブログを読みにきませんでした。赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、ブログを非公開にしてしまいました。そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。

青鬼が赤鬼のブログのコメント欄に、わざと引っかき回すようなファンタジーなコメントを書く。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼のコメントに、さらに面白いコメントをつける。そうすれば、人間たちにも、赤鬼のブログが面白いということがわかるだろう、と言うのでした。

計画は成功して、村の人たちは、面白がって赤鬼のブログを読むようになりました。毎日毎日、アクセス数が増えていきました。こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼はとても喜びました。しかし日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日からコメントを寄せなくなった、青鬼のことでした。

ある日、赤鬼は、青鬼のブログをのぞいてみました。青鬼のブログのトップには、次のようなことが書かれていました。

「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくがこのまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼」

赤鬼は、だまってそれを読みました。二度も三度も読みました。パソコンに顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。

投稿: onigawaragonzou | 2014年3月13日 (木) 01時36分

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