カナリヤは歌を忘れるか
4月21日(月)
相変わらず、「弁当男子」は続いている。
片道1時間半をかけて、自転車と電車と徒歩で、職場に着く。
朝10時から、途切れなくいろいろな打ち合わせが続き、気がついたら、午後4時半だった。
そんな風にして、1日が過ぎてゆく。
3週間が経っても、痛風の発作は治らない。むしろぶり返してきた。
毎日痛い足を我慢しながら通勤している。相当なストレスなのだろうと思う。
授業をやらない毎日、というのは、かなり物足りない。
授業ができる元同僚たちが、うらやましい。
授業を忘れてしまうことに、次第に慣れていくのだろうか。
授業にしても人間関係にしても、忘れることに慣れる、というのは、ちょっとイヤだなあ。
でも、そんなものなのかなあ。周りの対応を見ていると、だんだんそんなふうに思えてくる。
私もそれに合わせて、忘れたふりをした方がいいのだろうか。
…そうそう、これを書かなくちゃ。
会議のために職場に来ていた先週の土曜日、お昼に職場の食堂で、バッタリと「前の職場」の教え子に会った。大学院生のT君とI君である。
「どうした?何でこんなところにいるの?」
私はビックリして聞いた。まさか、いるとは思わなかったからである。
といっても二人は、私に会うために来たのではない。二人はこの日、うちの職場が企画したイベントに参加するために、はるばる来てくれたというのである。嬉しいねえ。
二人にしたって、土曜日に私が職場にいるとは、思っていなかっただろう。
世間は狭い、としかいいようがない。
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