« 会いたい人に、会いに行く | トップページ | ポトリと落ちたバラの花 »
4月3日(木)
職場の周りは桜の名所だというのに、仕事部屋の荷物整理に追われて、花見をする余裕がまったくない。
夕方、荷物整理をしていると、開け放しにしてある仕事部屋の前を同僚が通りかかった。
「今がちょうど見ごろですよ」
「何がです?」
「夜桜ですよ」
仕事の手を止め、大きな窓ごしに桜が見えるという、職場内の場所に向かう。
建物の中の電気はすでに消されていて、窓の外の桜の木がライトアップされていた。
それはそれは、幻想的な風景である。
さながら屏風絵である。
「どうです、少しは癒やされましたか?」
気がつくと、先ほどの同僚がいた。
「ええ、まあ」
たぶん、今年の花見はこれでおしまいである。
投稿者 onigawaragonzou 日時 2014年4月 4日 (金) 00時11分 | 固定リンク Tweet
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
この情報を登録する
内容:
コメント