いまさら「部活やめるってよ」
5月4日(日)
ようやく、映画「桐島、部活やめるってよ」を見ましたぜ、こぶぎさん。
映画評論家の町山智浩さんも言っているように、これほど、学校内における「同調圧力」を見事に描いた映画はない。
とくに、学校内の上位カーストの女子グループ4人の「同調圧力」っぷりは、見ていて腹が立つほどであったが、それも監督のねらいだろう。
よくよく考えてみると、これは高校に限ったことではない。
私がいた職場でも、半ば無意識的でゆるやかな同調圧力のもとに結束していたグループがあって、組織の上位カースト(これは、組織上の上位を意味するものではない)に属さない人びとのことを、強い調子で批判したり揶揄したりしているのを、直接間接に聞いたりしたことがある。
だからこの映画は、大人こそが見る映画なのだ。
さて、この映画にはまるかはまらないかは、「登場人物に感情移入できるか、できるとすれば、誰に感情移入できるか」という点にかかっていると思う。
共学の公立高校で、文化系の部活に所属していた私は、当然のことながら、神木隆之介演じる映画部の「前田」に感情移入ができた。
しかしここだけの話、それ以上に感情移入できたのは、吹奏楽部の部長、沢島さんである。
沢島さんが、私と同じように、吹奏楽部でアルトサックスを吹いている、という点ももちろん大きいが、それ以上に、沢島さんの心の動きが、手に取るようにわかるのである。
さあ、あなたは誰に感情移入できましたか?
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