祭りがない
5月29日(木)
夕方、職場の仕事部屋のパソコンのハードディスクが突然壊れ、さんざんな目にあった。
一瞬にしてデータが消える体験はこれで2度目だが、命を取られたわけではないから、あまり気にしないことにした。
「前の職場」の4年生のSさんから、写真が送られてきた。
先週末、地元で大々的なお祭りがあったそうである。
話には聞いていたが、ふだんあまり人がいない町に、これほどの人が集まったとは、写真を見るまでは、思いもよらなかった。
まさに「百聞は一見にしかず」である。
なにしろ、6つの県のお祭りが一堂に会するのだから、盛り上がらないわけがない。
「空のショー」もあったという。
これも、「スゴイ」と話には聞いていたが、抜けるような青空をバックに空中ショーがくり広げられていたんだな。
メールの最後に、「そちらにはどのようなお祭りがあるのでしょうか。ぜひ行ってみたいです」と書いてあった。
しかしよくよく考えてみると、私がいま住んでいる県には、県を特徴づけるようなお祭りは、ない。
高村光太郎の妻・智恵子は、「東京には空がない」と言ったが、こちらには「祭りがない」のだ。
考えてみれば、夏祭りがあるのは、うらやましい。
夏祭りなんか自分とは全然関係ないのに、夏祭りが近づくとなぜかそわそわしていたことを思い出した。
ついこの前までは、夏祭りをあたりまえと思う暮らしだったのだ。
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