« はじめてのおつかい | トップページ | 遠藤周作の短編小説 »

はじめてのおつかい・2日目

6月6日(金)

出張の2日目。

前日、ホテルにチェックインの手続きをしていると、フロント係の方が、

「あのう、失礼ですが、お酒はたしなまれますか?」

と聞く。

「はあ」と答えると、

「ただいま、こちらのお酒のモニタリングをしておりまして」といって、フロントの後ろにある冷蔵庫から、1本のビンを取り出した。

ウォッカにレモンをまぜて飲みやすくした商品が売り出されたらしい。

「よろしければお部屋でお飲みください。ロックでお飲みになるのがよろしいかと」

という。それにしても、一人用にしては、ずいぶんと量がある。300ccくらいある。

「あのう…ウォッカといったら、度数がそうとう高いんじゃないですか?」

私が心配して聞くと、

「いえ、それほどでもないです。大丈夫です」

という。なにが大丈夫なのかわからない。

部屋に戻って、しばらくしてから、もらったお酒を飲むことにする。

言われたとおり、コップに氷を入れて、ロックで飲むことにするが、案の定、かなり度数が高い。

それに、やたら甘くて、私の口に合わないのである。

しかし、開けてしまったものは仕方がない。最後まで消費しなければならない。

かなり我慢しながら、ビンの中のお酒を、ひたすら消費することに専念した。

(受け取るんじゃなかったなあ)

あっという間に酔いがまわり、そのままベッドに倒れ込み、気を失うように寝てしまった。

翌朝も、若干頭が痛い。

(無駄な酔い方をしたもんだ)

もう二度と、このお酒を飲むことはないだろう。

さて、昨日とは場所を変え、今日もまた、初対面の方とお仕事である。

仕事がひととおり終わり、私がこの場所を初めて訪れた、ということを告げると、1時間以上かけて、職場をご案内いただいた。ありがたいことである。

いろいろな人に助けられて、今回の「はじめてのおつかい」は終了した。

一期一会かもしれないし、またどこかで、一緒に仕事をするのかもしれない。

|

« はじめてのおつかい | トップページ | 遠藤周作の短編小説 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« はじめてのおつかい | トップページ | 遠藤周作の短編小説 »