不義理を反省する
7月6日(日)
この2日間のイベントでは、じつに密度の濃いもので、すっかりと疲れ果ててしまった。
いろいろな人ともお会いした。土曜日は、夜11時まで初対面の人たちと話が盛り上がったが、みなさんかなり酔っ払っていたので、はたして私と話したことを覚えているのかどうかすら、よくわからない。
さて、イベント2日目。
お昼休みに、ある方が声をかけてきた。
「お久しぶりです。Nです」
「あ、どうも、ご無沙汰しております」
Nさんは、私よりもはるかに年上の方で、今から15年以上前までは、各地のイベントに参加したりすると、たまにお目にかかった方だった。ただ、ちゃんとお話ししたことはほとんどなく、お目にかかればご挨拶する程度、という関係であった。もう、お仕事も定年を迎えられた、と聞いていた。
「ちょうど先週末、F県に行ったら、Oさんに会いましてね」とNさん。
Oさんは、今から15年以上前に、ある仕事でご一緒したことのある方である。やはり私よりもはるかに年上の方だった。
「そのとき、たまたまあなたの話題が出たんですよ」
私はビックリした。NさんもOさんも、この15年間、ほとんどお会いしていないのだ。
「初めてお会いしたのは、…たしかどこかの現地説明会でしたよね」Nさんが続けた。
「そうです」と私。
「そのときのこと、よく覚えています。Oさんともそんな話になりましてね」
私もそのときのことは覚えていたが、そのときNさんにちゃんとご挨拶した記憶がない。何よりそのとき私はまだ、一介の学生だったのだ。
「今日、ひょっとしたらあなたに会えるんじゃないかって思ってね。Oさんからもあなたによろしくと言われてきたんですよ」
じつに不思議である。
先週久しぶりに再会したお二人の間で、たまたま話の流れで私の名前が出て(私の名前が出ることじたい、不思議なことなのだが)、その1週間後、じつに久しぶりにNさんは私と会ったのだ。
「今日はお会いできてよかったです」と私は言った。
私はいつも、「自分のことなど、誰も覚えていないだろう」と思いながら、この種のイベントではあまりご挨拶せずに帰ってしまうのだが、数回しかお目にかかったことがない方でも、気にかけていただく方がいるというのは、驚きだった。
昨晩の酒の席でお話しした初対面の方々も、昨晩のことをきっと覚えていることだろう。
そう考えれば、私はこれまでなんと、多くの方々に対して不義理を重ねてきたことか。
これから少しずつでも、これまでの不義理を解消していかなければならない。
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