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散髪屋における雑誌考

7月20日(日)

いつも思うのだが、散髪屋で渡してくれる雑誌。

あれ、何とかならないものか?

すっかり行きつけになった散髪屋さんに行き、先月カットをしてもらったGさんを指名する

Gさんの故郷は、私の前の職場と同じ県のS市というところで、あと少ししたら家族ともども地元に戻り、地元で散髪屋を開業するのだという。

今日も、「地元ネタ」で盛り上がった。

カットが終わり、カラーリングの段になって、

「しばらくこのままお待ちください。何か雑誌をお持ちします」

そういって渡されたのが、2冊の雑誌である。

1冊は、ゴルフの専門誌。

もう1冊は、地元のラーメン店を網羅的に特集した情報誌。

私は、全く知らない他人から、

「休日にゴルフをする、ラーメン好きのガッハッハオジサン」

と思われているらしい。

先月は、「ワールドカップ」を特集したスポーツ専門誌の「Number」と、「日本橋の美味しい寿司屋」を特集した大人向けの雑誌の2冊が渡された。

もう、完全にガッハッハオヤジと思われているな。

私はサッカーにまるで興味がなかったが、スポーツルポルタージュじたいには興味があったので、「Number」の方を読むことにした。

生まれて初めて「Number」を読んだが、つい、ライターの目線で、記事を読んでしまう。

…うーん。どうにも、スポーツライターの文体、というのがなじめない。

なんとなく、スポーツ選手の「虚像」を無理やり作り上げている気がして、うまく感情移入することができなかった。

私の思い過ごしかも知れない。

…という前回の反省があったから、今回は当然、ゴルフ雑誌には目もくれず、ラーメン雑誌を読むことにした。

全ページ、カラーでラーメンの写真が、美味しそうに掲載されている。

(うちの近くにも、美味しいラーメン屋があるのかなあ?)

とかなんとか思いながら読み耽っていると、いつの間にか時間がたっていた。

「お!ラーメン、美味しそうですねえ」

担当のGさんが戻って来るなり、私に言った。「では、洗髪しまーす」

私は我に返り、急に恥ずかしくなった。

人前でグルメ雑誌を読む行為は、人前でエッチな雑誌を読むのと同じくらい、恥ずかしい行為である、と、そのとき思ったのである。

(どんなラーメンがいいかなあ)と思いながら雑誌を読むことは、自分の食欲を雑誌で満たそうとするおのれ自身を、さらけ出している行為に等しい。

ああ、こんなことなら、ゴルフ雑誌にしていればよかった。

私はひどく後悔した。

こんな感覚、私だけだろうか。

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コメント

生まれてこの方、床屋で雑誌を読んだことはないですが、カーショップで車の修理を待っている時は、備え付けの「CanCam(キャンキャン)」を読んで、この一冊に載っているモデルの衣装代総額が自分の年収の何倍にあたるかを概算してみます。

雑誌と言えば、飛行機の座席前ポケットに入っている、ハイソな記事ばかりの「機内誌」って、誰に読ませたいんでしょうねえ?

機内販売カタログだって、せめて新幹線の「Train Shop」みたいに、時折「なんで大人が会議をしてこんなモノにOKを出したか?」と思わんばかりの面白商品を載せてもらえば、読む気にもなるんですが。

Train Shop
http://www.eki-net.biz/trainshop/top/CSfTop.jsp

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「銀座高級クラブの女性が選ぶ 紳士スラックス 3色組」や「慶長小判型バックル「一両」ベルト」も捨てがたい。

投稿: こぶぎ | 2014年7月23日 (水) 08時26分

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