新幹線で便意もよおす
7月31日(木)
5時過ぎに職場での仕事が終わり、またまた出張。
7時過ぎの新幹線で、関西方面に行く。
3列シートの窓側の席に座った。同じシートの通路側には、オッサンがすでに座っていた。
座席の前のテーブルを下ろし、弁当を開いてものすごい勢いで食べ始めると、品川駅から乗った客のひとりが、私の隣の席に座った。
女性3人組のうちのひとりで、3人は、並びの席が取れなかったらしく、3列シートの真ん中の席の縦3列に、それぞれ座った。そのうちのひとりが、私の隣の席に座ったのである。
ここまではわかるかな?
おしゃれでお化粧の派手な今どきの20代のお姉さん、という感じで、会話の様子から、東京で用事を済ませ、大阪に帰るところなのだろうと思った。
その人も、座席の前のテーブルを下ろし、駅の構内で買ったと思われるおにぎり2つと、サラダを広げ、食べ始めた。
(やっぱり、今どきの女性は少食だな…)
そこまではよい。問題はそこからである。
弁当を食べ終わった私は、急に便意をもよおした。もちろん、「大」のほうである。
(こりゃあマズいぞ)
一刻も早くトイレに立ちたいが、そういうわけにはいかない。
隣には、おにぎりとサラダをテーブルに広げたばかりの女性。
さらにその隣の通路側の席には、ノートパソコンを開いているオッサン。
つまり私は、まったく身動きがとれないのだ。
(早く食べ終わってくれないかな…)
ところが、思わぬことが起こる。
隣の席の女性は、おにぎりをひとくち食べるごとに、スマホを5分ほど、いじっているのである。
(おいおい…こっちは急を要するのに…)
おにぎりをひとくち食べては、スマホを5分。
サラダをひとくち食べては、スマホを5分。
おにぎりをひとくち食べては、スマホを5分。
この繰り返しである。
…だんだんこっちものっぴきならない状況になってきた。
しかし隣の私がそんなことになっているとはつゆ知らず、おにぎりをひとくち食べては5分スマホをいじる、というペースを、まったく崩す気配がない。
何なんだこれは?新手のダイエット法なのか????
親はいったいどんな躾をしてきたんだ???
(お前とは、絶対に友達になれないぞ!)
と腹の中で思ったが、まあ向こうから願い下げだろうな。
よっぽど「すみません。トイレに行きたいので」といってテーブルを上げてもらおうか、とも思ったが、テーブルの上があれだけ食べ散らかされていては、それを言う勇気が出ない。
こうなったらもう、食べているところをじーっと観察するほかない。
(次も、絶対スマホをいじるぞ…)
と思ったら、やっぱりスマホをいじる。
もはや便意を紛らわすためには、こんなことをするくらいしかないのだ。
ようやく、出発から1時間近くたった新富士駅あたりで食べ終わった。
食べ終わるとすぐに、隣の女性は席を立ち、お化粧直しのためか、トイレの方に歩いていった。
(このタイミングしかない!)
私も席を立ち、彼女のあとを追うように、トイレに行き、空いていたトイレに入ることができ、事なきを得たのである。
…という、「新幹線で便意をもよおした話」でございました。
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コメント
これがホントの雪隠詰め。
投稿: こぶぎ | 2014年8月 1日 (金) 22時05分