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ポスト・キム・ユンソク

疲れているので手短に。

C155x225現在韓国で公開中の映画「ドキドキ私の人生」は、久々の「涙強盗」の映画である。

「涙強盗」とは、映画の観客から涙を強引に奪い取り、後に何も残さない映画のことである。泣けるけれども、あとに何も残らない映画。

韓国でベストセラーとなった小説が原作だが、この小説を読んだ妻によると、「小説はビックリするほどつまらない」のだという。それをこれほど「泣ける映画」に仕上げたのは、カン・ドンウォン、ソン・ヘギョをはじめとする俳優陣と、演出陣の手腕によるところが大きい。

C198x288さてもうひとつ、やはり現在韓国で公開中の映画「タチャ イカサマ師2」のことだが。

キム・ユンソクが出るというので見てみたが、あんまりキム・ユンソクの良さが出ていないというか、この映画にキム・ユンソクが登場する必然性がよくわからない、といったことを感じた。

それよりも、この映画で鮮烈な印象を残したのが、クァク・ドウォンである。

クァク・ドウォンこそ、私が「ポスト・キム・ユンソク」であると注目している俳優である。

この映画を見ればわかるように、キム・ユンソクとクァク・ドウォンは、ほとんど「キャラがかぶっている」。

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その意味でこの映画は、クァク・ドウォンが、「ポスト・キム・ユンソク」であることを印象づけた1作である、、といってよいだろう。

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