ポスト・キム・ユンソク
疲れているので手短に。
現在韓国で公開中の映画「ドキドキ私の人生」は、久々の「涙強盗」の映画である。
「涙強盗」とは、映画の観客から涙を強引に奪い取り、後に何も残さない映画のことである。泣けるけれども、あとに何も残らない映画。
韓国でベストセラーとなった小説が原作だが、この小説を読んだ妻によると、「小説はビックリするほどつまらない」のだという。それをこれほど「泣ける映画」に仕上げたのは、カン・ドンウォン、ソン・ヘギョをはじめとする俳優陣と、演出陣の手腕によるところが大きい。
さてもうひとつ、やはり現在韓国で公開中の映画「タチャ イカサマ師2」のことだが。
キム・ユンソクが出るというので見てみたが、あんまりキム・ユンソクの良さが出ていないというか、この映画にキム・ユンソクが登場する必然性がよくわからない、といったことを感じた。
それよりも、この映画で鮮烈な印象を残したのが、クァク・ドウォンである。
クァク・ドウォンこそ、私が「ポスト・キム・ユンソク」であると注目している俳優である。
この映画を見ればわかるように、キム・ユンソクとクァク・ドウォンは、ほとんど「キャラがかぶっている」。
その意味でこの映画は、クァク・ドウォンが、「ポスト・キム・ユンソク」であることを印象づけた1作である、、といってよいだろう。
| 固定リンク
« 釜山の休日 | トップページ | 第2の仕事も終了 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「四月の魚」再考(2023.01.28)
- いまになってわかること(2023.01.01)
- 蒲殿の活躍(2022.12.30)
- ストレンジワールドとすずめの戸締まり(2022.11.27)
- エンドロール(2022.11.25)
コメント