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文字通りの公開講演会

11月16日(日)

朝、新幹線で講演会場に向かう。

講演会場に着くと、そこはオープンスペースになっていて、まるでラジオの公開生放送を思わせるような場所である。

てっきり会議室のような場所を想定していたのだが、そうではなかった。

こういう場所で講演するのは、生まれて初めてである。

(本当に人が集まるのかなあ…)

なにしろ、集客力のない私である。気軽に聴きに来られるようなスペースである分、人が集まらなければ目も当てられない。

午後1時、講演会がはじまると、とりあえず座席は埋まったようだった。

緊張で周りを見ることができず、かろうじて前のほうの席を見るのが精一杯だったのだが、ビックリしたことがあった。

「前の職場」の同僚のFさんが、一番前の席に座っているではないか!

この町に住んでいることは知っていたが、専門分野の異なる彼が、どうしてこの講演会の情報を知ったのだろう?

私は彼がふだんから忙しい身であることを知っていたがゆえに、わざわざ時間を作って聴きに来てくれたことに、感謝した。

「前の職場」にいた頃は、なかなかお話しする機会がなかったのだが、こうして職場を離れたあとも気にかけてくれるというのは、本当にありがたい。ただ講演会の後、すぐに帰ってしまわれたので、ちゃんとした挨拶もできなかったのが悔やまれた。

卒業生たちも何人か来てくれていた。この町に住む友人も駆けつけてくれた。

終わったあと、久しぶりに一緒にお酒を飲み、いろいろな話をした。

昨日に引き続き、応援してくれる人がいることのありがたみを感じた1日だった。

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

これは、「野原のFさん」の方ですね?
今年もらった年賀状に、「鬼瓦先生も去られ、寂しくなる一方です」と書いてありました。
Fさんも、鬼瓦先生の講演を聞けて嬉しかっただろうと思いますよ。

投稿: ほろひょん | 2014年11月19日 (水) 12時44分

と、通りがかりの者です。

その野原氏は、もともと2週に1回ほどのペースで、下の子に読む絵本を借りにいっていたみたいなのですが、とある地方紙の記事で、日曜に講演があることを知り、当日は講演のタイミングに合わせて、借りにいったみたいですよ。

本当は後ろの席にこっそり座ろうと思っていたみたいですが、借りる作業が長引いてしまって、開始直前に会場に行ったら、席が前の方しか空いてなくて(しかも何となく座ったら演壇の真ん前!)、逆に変なプレッシャーになってやしないかと心配しておりました。

講演は、門外漢でしたが、もちろん楽しみましたよ(あ!)。もう少しゆっくりごあいさつしたかったのですが、専門的に議論したいお客さんも多かろうと思い、重い絵本袋をもって、そそくさと引き上げてしまいました。

投稿: ふふふ | 2014年11月19日 (水) 21時22分

そうでしたか。てっきり私は、ほろひょんさんが入れ知恵をしたのではないかと思っていました(笑)。

以前ほろひょんさんは、本人に内緒で同僚の講演会を聴きに行くという「ユルイどっきり」を仕掛けたことがありましたから。

「講演会リハビリ」
http://yossy-m.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-b971.html

ともあれ、ありがとうございました!

投稿: onigawaragonzou | 2014年11月19日 (水) 22時03分

黒幕趣味はないって(笑)。
野原さんご無沙汰してます!こないだうちのわけえのと、ソカバンの話で盛り上がりました!
それにしても鬼瓦先生のコメントは、なんかクールですよねえ。本当はもっとうれしいくせにねえ。
そのNさんも去られるとか聞きました。祇園精舎の鐘の声。

投稿: ほろひょん | 2014年11月19日 (水) 23時59分

ほろひょんさん、お久しぶりです!

ソカバン!わけえですねえ。ぼくは、今なぜかバービーボーイズに岡村ちゃんを聴き返しています。

> 本当はもっとうれしいくせにねえ。

ふふふ。ぼくはお姿を拝見できてとってもうれしかったです。

どんどん精神的支柱が失われていきます。でも冗談抜きで沈みそうなので、よいタイミングかと。

投稿: 野原 | 2014年11月21日 (金) 10時51分

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