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韓国チーム結集!

12月21日(日)

ソウルは凍死しそうなほど寒くて、何もやる気が起こらない。

夜、日本から同僚が一人、ソウルに到着した。

これで、金曜から来ている私とキムさんを合わせた3人による「韓国チーム」がそろった。夜、3人でキムチチゲを食べ、明日に備えることにした。

明日からいよいよ本格的な仕事が始まる。

といっても、私と同僚は、手分けして作業をおこなうため、明日の午前、同僚はソウルの作業場に顔を出したあと、すぐに「トラック野郎」と一緒に別の場所に出発する。

私はキムさんと一緒に、ソウルの作業場で一日作業をして、明後日、「トラック野郎」と一緒に出発である。

キムさんは、若き青年研究者だが、今回の韓国との交渉事のいっさいを引き受けてくれた。おかげで私もその同僚も、ずいぶんと助かった。我々の片腕、といっては失礼だが、キムさんがいなければ、このプロジェクトは立ちゆかなかっただろう。

実務能力もあるし、研究もしっかりしているし、社交性はあるし、どこへ行っても通用することだろう。

「雪が心配ですねえ」

もし雪のために交通機関がストップしたりしたら、この仕事は、もうアウトである。

どうしてこう、いつもギリギリのところでばかり仕事をしているのだろうと、3人は自分たちの運命をのろいつつ、笑うしかなかった。

この3人は、9月の準備からはじまり、10月のVIPのアテンド、そして今回の後片づけと、常に一緒に行動した。

苦楽をともにする、というのは、こういうことを言うのだろう。

「今年のクリスマスは、悲しいっすね」と同僚。「家族と離れて、一人で迎えるのかあ…」

同僚は木浦(モッポ)、キムさんは釜山、そして私は慶州でクリスマスイブを迎えることになっているのだ。

「明日からがんばりましょう」

「明日はさっそく大変ですよ」とキムさん。

「何がです?」と私。

「VIPが、先日の日本でのお礼がぜひしたいと言って、明日の作業が終わったら我々と飲む気満々ですよ」

VIPは、お酒好きで有名な方だった。

「大変ですねえ。がんばってください」と同僚。同僚は、明日の午前中にはもうトラックで出発してしまうので、お酒の席には出席できない。

「倒れない程度に飲みますよ」

明日からまた、がんばろう。

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