まつりのあとに
12月18日(木)
月曜日の朝から、さっそく後片付けがはじまった。
準備するのには時間がかかるが、片付けるのは、実にあっけないほど早く終わる。
並べられていたものが次々と箱に収められ、梱包されてゆく。
それはあたかも、「まつりのあと」といった感じで、いささか寂しい。おかげで少し鬱気味になってしまった。
企画展は、花火大会に似ている。
限られた時間、そこに居合わせた人たちによる、一期一会である。
そして時間が終わると、あとかたもなくなる。
幸いなのは、企画展のほうが花火大会より、少しだけ期間が長いということである。
今はただ、そこに居合わせた人たちの記憶にとどめられれば、それで満足である。
さて、片付けに話を戻すと。
やはり私の心を揺さぶってやまなかったのは、「トラック野郎」たちのプロ意識、職人気質だった。
大変失礼な言い方だが、「門前の小僧、習わぬ経を読む」とはまさにその通りである。
まったくハタケ違いの「モノ」に対して誠実に向き合っていくうちに、いつしか、それが知識として血肉になってゆく。
経験に裏打ちされた技術は、どのようなモノに対しても揺るがない。
この職場に移ってよかったことは、プロの仕事とか、職人の技術といったものを、まのあたりにする機会が増えたことである。
その場に立ち会えることを、幸せに思うのである。
さて、明日からまた長い旅に出ます。
荒れ狂う天候の中で、はたして次なるミッションは無事にやり遂げられるのか?
ほんとうに、次々と試練が訪れるものだ。
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コメント
年の瀬である。
忙しい。
電卓叩いて印鑑押して、研究バイトの経理書類を作っているからである。この書類作りにこそ、バイトを投入したいくらいだ。
それに大雪の中、発掘速報会にも行ってきたし。
とにかく忙しいのである。
だから、「いやー、カーテンコールだけでなく、途中の芝居部分もここ数年で最高の出来で」「自殺した高校生、いじめた高校生、傍観者の幼なじみの女子高生を舞台に三人並べて、暗闇に上からピンスポットだけを当てて「魂の台詞」を叫ばせておいて、中入り休憩へ」とか、「裁判シーンで原告側代理人が遺書を読み上げると、自殺した高校生と入れかわりになって、やはり「魂の叫び」の台詞回しで遺書の後半を読み上げる、といったズルい演出に思わず涙した」なんてコメントは、先延ばしになっていたのだ。
しかし旅に出たとなれば、話は別である。
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鬼瓦さんがまた難行苦行の旅に出たそうよ。
どうせ難行苦行なら、「劇場版プロレスキャノンボール2014」(総監督:マッスル坂井、来年2月に期間限定公開)方式でやればいいのに。
どうやるの?
(オープニングBGM)Passion Fruits Telecrider(Weekday Sleepers)
https://soundcloud.com/weekdaysleepers/passion-fruits-telecrider
HENKYAKU
CANNON
BALL RUN 2014,
THE MOVIE
説明しよう。
「プロレスキャノンボール」は車を走らせる「RUNステージ」と、訪れた地でプロレスの試合をする「WRESTLEステージ」の2つで得点を競いますが、
「返却キャノンボール」は、トラックを走らせる「RUNステージ」と、訪れた地で宴会をする「DRUNKステージ」の2つで得点を競います。
(1)RUNステージ
<到着順ポイント>
•1位:10P
•2位:5P
•3位:0P
•4位:-5P
※24:00までに到着できないと-10P
(2)DRUNKステージ
<宴会によって得られるポイント>
•呼び出した人と会う:5P
•シングルマッチ:勝利 3P / 敗北 -3P / 引き分け 0P
•タッグ:勝利 3P / 敗北 -2P / 引き分け 0P
•6人タッグ:勝利 1P / 敗北 -1P / 引き分け 0P
<ボーナスポイント>
•対戦相手が同級生:1P
•対戦相手がVIP:1P
•対戦相手が論文引用数で世界100位以内の選手:1P
•対戦相手のマスク剥ぎ:2P
•対戦相手を坊主にする:2P
•ベルト奪取:2P+ベルトの価値によって+α
•相手が「一番強かった」「覚えてろよ」「次の○○で勝負だ」いずれかの捨てゼリフを吐く:1P
•相手が骨折:‐2P(さらに-3万円)
•試合後、対戦相手の自宅で食事:5P
ちょっとちょっと。ツッコミ箇所満載なんですが、まず「到着順」って誰と競ってるの?
勿論、同じように返却の旅をしている同業他者ですよ。大体、企画の入れ替えなんて同じ時期に入れ替えるもんでしょう。なんだったら、返却の旅をする同僚と競争してもいいし、ストイックに昨日の自分と争う、というのもマニアックです。
それにマスク剥ぎとかベルト奪取とか。
宴会は、酔うか酔わせるかの戦いですから、リングの上と同じです。ちなみに「ベルト」とは、チャンピオンベルトじゃなく、普通のズボンベルトを奪取することです。ヘビ皮のベルトとか、+αポイント高いよ。
要するに、「祭りの後の旅」を車で目的地に着くまでの順番を競うというゲームと考えれば、楽しいんじゃないかと言うことなんですね。
そうです。それにどんなに馬鹿馬鹿しい道中でも、最後に何か感動もあるしね。
でも、鬼瓦さん、ちゃんとビデオカメラ持参で行ったかしら? 映画にしてこそ「キャノンボール」なのに。
残念。今さら提案しても後の祭りか。
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ
http://www.4gamer.net/games/040/G004083/20141023084/
第243回 終わらない、あきらめないプロレスキャノンボール
http://www.samurai-tv.com/column/141121/
投稿: キャノンこぶぎ | 2014年12月19日 (金) 08時43分