反対意見を言う人
12月28日(日)
今回の旅のミッションは、「反対意見を言う」ということ。
少なくとも私は、自分がその場に呼ばれた意味を、そう解釈した。
一つの考えに流れていかないように歯止めをかけること、である。
もともと私は「事なかれ主義」なので、できれば何事も知らないふりをして過ごしたい人間だった。
しかし、しだいに面の皮が厚くなっていったというか、心臓に毛が生えてきたというか。
それもこれも、「前の職場」で鍛えられたおかげである。
時間は限られている。やるとなったら、最も効果的な材料を使って相手が反論に窮するような発言をしなければならない。
私の発言の機会は、2日目の午後である。
1日目に出た発言を吟味し、戦略を練る。
こうなったら本気である。
こういうときに、「敵にまわすとタチが悪い」という本領を発揮しなければならない。
…というわけで、2日目の午後、手をあげて発言した。
相手側は反論に窮しつつも、結局議論は平行線のまま終わってしまった。だが大事なことは、勝つか負けるかではない。
議論の様子を、周りにさらけ出すことである。
相手側が納得しないことなど、こちらは百も承知なのである。
こちらの発言に、相手側がどういう反応を示したか。
それを明るみにしただけでも、十分である。
それもまた、「前の職場」での経験で学んだことである。
私を呼んでいただいた方、そして、私の反対意見を受けとめていただいた方々に、感謝しなければならない。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- だれが見てるかわからない(2024.09.11)
- 都内会合で疲労(2024.08.25)
- 気が抜ける(2024.08.22)
- プロローグとエピローグ(2024.08.02)
コメント
拍手拍手!
投稿: ほろひょん | 2014年12月28日 (日) 22時11分