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オリエント急行の殺人

1月18日(日)

昨日の高山祭の件で、私の常識のなさが露呈されてしまったが、似たようなことは今日も起こった。

正月に放送されていたドラマ「オリエント急行殺人事件」を録画していたので、見ることにした。世界的に著名なアガサ・クリスティの推理小説を、三谷幸喜が日本の昭和初期に舞台を置き換えて脚色したドラマである。

見ているうちに、犯人が気になってきた。

「うーむ。犯人は誰だろうなあ」

「え?知らないの」と妻。

「知らないよ。だってアガサ・クリスティの小説なんていままで読んだことないもん」

「名探偵ポアロシリーズも見たことないの?」

「ないね」

「考えられへん。こういう人がいたとは」

「どういうこと?」

「オリエント急行殺人事件は、結末まで全部知っていて、それをどう脚色するかを見るドラマでしょう。つまり歌舞伎や落語と同じで、世界中の人がこのストーリーを知っているんだよ」

「ええええぇぇぇぇぇっ!そうだったの?」

「私なんか、むかし学校の読書感想文をアガサ・クリスティの本で書いたくらいだから」

そうだったのか…。

だがストーリーを知らないおかげで私は、このドラマをとても新鮮に見ることができた。

ドラマに出てくる、鉄道省の役人・高橋克実とまったく同じリアクションをとりながら、ドラマを見ていたのである。

それにしても私の知識は、なんとバランスを欠いていることか。コロンボは全エピソードを見ているのに、ポアロシリーズはひとっつも見たことがないのだ。

これからアガサ・クリスティの小説を読んで、これまでの遅れを取り返さなければならない。

しかしやはりこれも問いたい。

「オリエント急行殺人事件」は、誰もがその犯人を知っているくらい有名なストーリーなのか?

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