ダーツの旅
1月14日(水)
またまたまた、旅の空です!
雪国から一転して、こんどは、佐賀県の唐津というところに来ています。「唐津焼」で有名な唐津です。
唐津での仕事は、昨年の10月に続いて2回目。
午前中、職場で仕事をしたあと、羽田空港まで電車で2時間かけて移動し、そこから飛行機で2時間、さらに福岡空港からバスで2時間。
6時間以上かけて、ようやく到着した。明日の朝から仕事である。
…どんなに旅好きな人間でも、これだけあちこち移動していればさすがにイヤになる。
名所旧跡なんかくそ食らえ、みたいな感じになってくるのである。
まあそんなことはともかく。
久しぶりに顔を出した職場では次々と難題が降ってくるし、出張続きで心はすさんでくるし、さんざんな目にあっているが、こういう中にも、嬉しいことというのがたまにあるので、2つほど書きとどめておく。
昨日、久しぶりに職場に行ったら、いつもお世話になっている事務補佐員さんがやってきた。
「ラジオ、聴きました」
なぜ私がラジオに出たことをその事務補佐員さんが知っているかというと、放送局から私宛に来た最初の電話を受けたのがその方だったからである。私は職場の人にほとんど言わなかったのだ。
「ありがとうございます」
「あのぅ…、本放送と再放送、全部聴きました」
「ぜ、全部ですか?というと、計8回?」
「そうです。録音とかできなかったもので、生でしか聴けなかったんです。最後の回が年末に放送したでしょう。再放送するはずの翌週の土曜日が正月3日の日で、再放送がなかったんですよ。でも、先生の最後の言葉がどうしてももう一度聞きたくて、『もうやらないのかなあ』と思っていたら、10日に再放送があることに気づいて、無事に最後の回の再放送も聴けました」
「そうですか。ありがとうございます。再放送も含めて全部聴いてくれたのは、たぶんお一人だけだと思いますよ」
真剣に聴いてくれる人がいることに感謝した。応援してくれる人がいるというのは、ありがたい。
もうひとつ、嬉しい知らせがあった。
「前の職場」の4年生のSさんから、無事に卒業論文を提出したという知らせが来た。
先週、「前の職場」で4日間の集中講義をしたのだが、Sさんは1日も欠かさず、卒論についての相談をしに、放課後に非常勤講師控室にやってきた。
私は、Sさんの学年が3年生のときに「前の職場」を去らねばならなかったこともあり、卒論のことがずっと気にかかっていたのだが、今回、Sさんの卒論を少しだけでもお手伝いできて、いささかの罪滅ぼしができたような気がした。
「本当にありがとうございました!!
先生のおかけで提出できましたー!
お忙しい中毎日ありがとうございました!
提出締め切り日に、ビバークしていた全員で提出に行きましたよ(笑)」
はずんだような文面を見て、私自身が励まされた。私は、なんの役にも立たなかったのに。
Sさんのメールには、「マイダーツ」の写真が添付されていた。
これについては、説明が必要である。
集中講義の期間中に、学生主催で歓迎会を開いてくれた。
この歓迎会には15人くらいの学生が集まってくれ、私にはとても思い出に残る会になった。
そればかりでなく、私の誕生日を覚えていてくれたSさんが「みんなでハッピーバースデーを歌いましょう」と、なんとその場でみんながハッピーバースデーの歌を歌ってくれたのである。
うれしいやら恥ずかしいやらである。
さてこの歓迎会の席で、ダーツの話題が出た。
私が、ダーツに興味があることを言うと、Sさんは、
「マイダーツ持ってますよ」
という。Sさんは、趣味でダーツをやるとのことだった。
私も負けずに、「フライト、シャフト、バレル、チップ」などという知識を披露した。
そのときの会話を覚えてくれていたSさんは、「マイダーツ」の写真を、送ってきてくれたのである。
「シャフトが猫で、フライトがうさぎです。
先生がいらっしゃるときまで練習しておきますね」
いつかまたこの地に来たときに、ダーツをすることができるだろうか。
文字通りの「ダーツの旅」。なかなか楽しみである。
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