寅次郎シンドローム
映画「男はつらいよ」の主人公・寅さんは、実に厄介な人である。
たまにふらっと、柴又のとらやに帰ってくると、面白いことを言って周りを笑わせたりして、客として歓迎されるが、それが長居をするようになり、柴又で毎日顔をつきあわせていると、しだいに厄介者と思われてくる。
寅さんは、「たまに会うと面白いが、しょっちゅう会うと厄介者」なのだ。
どうも私もそのクチで、久々に会ったりするとありがたいことに歓迎されたりするのだが、その頻度が高かったり、その間隔が短かったりすると、
「そんなに頻繁にはどうも…」
「たまにだからいいのにねえ…」
みたいに思われているのではないかというふしがある。
これを私は、「寅次郎シンドローム」と呼んでいる。
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