原稿牛歩党の躍進
3月31日(火)
おさらい。
3月末までに、ある本の分担執筆の原稿を提出しなければならない。
1ページ968字で、85ページ分。すなわち82280字である。
これを400字詰め原稿用紙に換算すると、205枚分である。
図版が入ることを考慮して、7割程度に減らして書いたとして、143枚ほどである。
執筆者会議でこの話を聞いたのが、1月の末であった。
ところで先週、出張先で分担執筆者3人と、たまたま会う機会があった。
「原稿、どうですか?」
恐る恐る聞くと、3人が3人とも、
「締切日が来たら書き始めようと思っています」
と答えた。
えええぇぇぇぇぇっ!!大丈夫なのか?
折しも同じ日、原稿の依頼主からメールが来た。
「締切日の3月31日が近づいております。もし、遅れるときには編集事務局の体制の見直しが必要となりますので、いつまでには提出できるとの連絡をお願いいたします。よろしくお願いいたします」
依頼主側のほうは、かなり切羽詰まった言い回しである。というか「遅れるときには編集事務局の体制の見直しが必要となる」とは、脅しに近い言い回しである。これまでさんざん執筆者に困らされた経験があるんだろうな、と私は想像した。
こうなったら、節句働きでも何でもして、締切までに出してやろう。
出張先には必ず資料を持っていき、仕事の合間に少しずつでも書き進めていった。
その結果…。
3月31日、ようやく原稿が完成した!
61000字ほどである。400字で150枚程度。
書き始めたのが、年明けくらいからだから、3カ月ほどかけて、コツコツと書いてきたことになる。
ようやく原稿は、私の手を離れるのだ。
ただし、まだ荒削りの状態なので、編集作業の過程で、大幅に直さなければいけないかも知れない。
図版も選定しなければならない。
完成するまで、これから先も長いが、ひとまず、一区切りがついた。
次の原稿に取りかかろう。
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