こんなんばっかりや
3月4日(水)
またまた旅の空です!(ただし日帰り)。
職場が変わって、東海道新幹線で出張する機会が格段に増えた。
先日飲み会の席で、私より年齢が少し上の同僚が「東海道新幹線は、どの席に座るのがいちばんいいか」という話をしていた。
「A席は最悪ですよ」という。
A席というのは、3列シートの窓側の席である。
理由を聞くと、「横に人が二人も座っていると、トイレに立てないから」。
私も以前、大変な経験をしたことがあるので、よくわかる。
ただその同僚は「年をとるとトイレが近くなるから、通路側の方がいい」と言っていたのだが、私はまだ、「トイレが近くなる」という境地までは達していない。私もあと数年したら、そうなるのだろうか…。
ということで、「年をとれば通路側の方がいい」というのが、その人の結論のようだった。
「3列シートの真ん中の席はどうです?」と聞くと、「意外と悪くないですよ」という。
理由を聞くと、「3列シートの真ん中の席、つまりB席は、ほかの席に比べて、少しだけ席の幅が広いので、ゆったり座れる」というのである。
いままでそんなこと気にもとめていなかったが、実際に新幹線に乗って座席の幅を観察してみると、たしかにB席だけが、ちょっとだけ幅が広い。
そうやって見ると、A席は幅も狭いし、トイレにも立てないしで、やはり最悪である。
その同僚は関西出身なのだが、いまの職場には関西出身の人の比率が高い。職場では、関西のイントネーションが飛び交っている。
やはり私より年上の、関西出身の別の同僚と、チームを組んで一緒に仕事をする機会が多いのだが、とにかくこまごまとした仕事や、さまざまな交渉事などが多く、その同僚は、それを厭わずにひとつひとつこなしてゆく。オモテに出ない地味な仕事を厭わずにしている姿勢を、私はその人から学んでいる。
その同僚がよく私にぼやくのだが、
「こんなんばっかりや」
というのが口癖である。
「俺にまわってくるのは、こんな地味で大変な仕事ばっかりや」
という意味である。そう言いながら、地味な仕事を厭うことなくこなしている。
私も最近、その口癖がうつってしまったらしく、ついひとりごとで、
「こんなんばっかりや」
と言ってしまう。
まるでそれは、心が折れそうになる自分を立て直すための、呪文のような言葉である。
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コメント
そんな時にはダイエットを兼ねて、楽しいイベントに行くのが一番。
埼玉サイクルエキスポ 2015
http://cycle-expo.jp/
ミニベロ(小径車)の試乗もあるみたいです。これでダイエットもウキウキだね。
ダイエットといえば、カロリー消費量を計算するのに「メッツ」という単位を使うと簡単なのですが、公的機関が真面目に翻訳しちゃった結果、取り上げられた運動項目がたいへん秀逸なものになっております。
改訂版 『身体活動のメッツ(METs)表』
http://www0.nih.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf
ちなみに「書く」ことのメッツは1.3ですので、「受動的な性行動」や「自動車やトラックに乗車」と同じカロリー消費量で、「ニュージーランド原住民の伝統舞踊」の1/5程度しかありません。
こんなんばっかりや。
投稿: メッツこぶぎ | 2015年3月 4日 (水) 11時38分
そういえば昨晩、実に久々に金縛りにあいました(20年ぶりくらいか)。ウトウトとしはじめたとき、急に布団の上から誰かがズシリと乗っかってきたような衝撃を受けて動けなくなり、不法侵入者が入ってきたと思って、(ああ、俺もとうとう殺される)と恐怖を感じたのですが、しばらくたってそれが金縛りであったことに気づきました。
金縛りがとけてからは、しばらく眠れなくなりました。やっぱり最近、どうかしているのかなあ。
投稿: onigawaragonzou | 2015年3月 6日 (金) 01時41分
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20140430.html
金縛り(睡眠麻痺)は、不規則な睡眠時間が原因のようです(ガッテン)。
まさか、朝が早かったのに、帰宅するなり長文のブログ記事を書いて、夜中に公開して、すぐに消して、いがぐり坊やに愚痴つぶやかせて、翌日になって書き足して再公開する、なんて不健康なことはしてませんよね。
そんなんばっかり、だったりして。
投稿: 夜更かしこぶぎ | 2015年3月 6日 (金) 04時04分