「居残り佐平次」化計画
4月9日(木)
職場が変わって痛感しているのは、
「世の中、そんなに甘くないよなあ」
ということだった。
カネの話とか、交渉事とか、手続き論とか。
将来の戦略をシミュレーションして、暗澹たる気持ちになったり。
いきなりハシゴをはずされたり。
御上(おかみ)から来る理不尽なお達しにどう対処するかに悩んだり。
もっぱら、そんなことで一日が終わる。
最近は、同僚と
「一難去ってまた一難ですね」
と言葉を交わすのが日課になった。
そんな中で心を折らずに生きていくにはどうしたらよいか。
何度でも書くが、やはりここは、川島雄三監督の映画「幕末太陽伝」の「居残り佐平次」のように生きるしかない、と強く思い直す。
面倒で些細な仕事を引き受けながら、職場の中を縦横無尽に駆けまわる。
根回しをしたり礼を尽くしたりして、方方(ほうぼう)をまるく収めていく。
決して情には流されず、孤独であることを恐れない。
人間を冷静に観察して、適当に人々をあしらう。
ここぞというときに、大見得を切る。
そんな感じで、「居残り佐平次」に少しずつ近づいていこう。
最近同僚によく言われる言葉は、自分が佐平次に近づいていることを予感させる。
「アンタほんまよう走り回ってるな。ほんで、なんで痩せへんの?」
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コメント
マカデミアナッツのダジャレが浮かばぬまま、毎年恒例の夢の国訪問に来ています。
海辺の宿に居残り中ですが、添乗員仕事で駆け回ってますので、今回から観光バスの使い勝手がどれほど悪くなったかといった話は、また次の機会に。
投稿: 居残りこぶぎ | 2015年4月10日 (金) 03時03分
夢の国ってことは、うちの近所まで来ていたということですね。1泊2日の長距離旅、お疲れさまでした。
投稿: onigawaragonzou | 2015年4月11日 (土) 01時54分