ショック!福岡のコバヤシの転勤!
4月1日(水)
3月18日に、福岡に住む高校時代の友人、コバヤシから「とりあえず報告」と題する短いメールが来た。
「4月東京本社異動の内示が出てしまいました。無念…。またそのうち連絡します」
えええええぇぇぇっ!!!
福岡のコバヤシが、「福岡のコバヤシ」でなくなる????
あらゆる意味でショックである。
ことわっておくが、これはエイプリル・フールの嘘というわけではない。本当の話である。
この4月以降も、福岡出張の予定があったので、私にとっても無念である。
東京に異動なら、これから一緒に飲む機会が増えるんじゃないかって?
いえいえ。それは逆です。
コバヤシが、自分の鑑識眼で福岡で美味い店を紹介してくれるから楽しいんであって、これが東京で一緒に飲んでも、面白くも何ともない。
あくまでもコバヤシの場合は、である。
それより何より、コバヤシ自身が無念だっただろう。
福岡には8年くらい住んでいたんだろうか。福岡という町をひどく気に入っていたようで、ずっとここに住み続けたいと言っていた。
おそらくこの町でいろいろな人に出会い、その絆は歳を重ねるたびに強くなっていったのだろう。
コバヤシが結成したジャズバンドはどうなるのか?メインのテナーサックスがいなくなったら、解散してしまうのだろうか?バンドのメンバーのショックは、相当なものだろう。
高校時代の親しい仲間たちは、彼が東京に戻ってくることをおそらく歓迎するだろう。
しかし私は、手放しでは喜べない。
高校時代や大学時代の仲間に勝るとも劣らない仲間を、この福岡で得てきたのではないか、と思うからだ。
私も昨年、同じような経験をしたので、コバヤシの無念の気持ちがよくわかる。
しかし、一方でこんなことも考える。
ずっと同じ場所にいることが、自分にとっていいことなのかどうかは、実はよくわからない。
そう思い込んでいるにすぎないのかも知れない。
その場所を離れるからといって、その場所の人たちとの関係が切れるわけでもない。
むしろ、これまでの人間関係が試されるのはこれからである。
自分に言い聞かせるように、コバヤシにエールを送る。
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