殻付きマカデミアナッツ専用殻割り器
4月8日(水)
職場2年目も引き続き忙しく、夕方にはグッタリしてしまう。毎日があっという間に過ぎ、特記すべき事件が起こるわけでもない。なので今日もとりたてて何も書くことはない。
私が職場でめざしているのは、映画「幕末太陽伝」の主人公、フランキー堺扮する居残り佐平次のような役割である。なかなか実践するのは難しいが。
まあわかる人だけがわかればよろしい。
遊郭における彼の仕事ぶりもさることながら、彼の持っている無常観といったものも、持ち合わせたいものだと思う。
これについては以前にも書いたことがあるので、わからなければ映画を見ていただくしかない。
さて、昨日「虜になる」という話題を書いたが、いま私が虜になっているのは、ズバリ、
「殻付きマカデミアナッツ専用殻割り器」(正式名称)
である!
昨年11月に、卒業生のMさんが職場を訪ねてきてくれたときにプレゼントとしていただいたものである。
箱には、「世界一割れるクラッカー」と書いてある。
合わせて殻付きマカデミアナッツもいただいた。
「これ、どうやって使うの?」
「このクラッカーで、マカデミアナッツの固い殻を割って中のナッツを出して食べるんです。使い方は中に書いてあります。割り方にもコツがあって、やってみると意外と面白いですよ」
「ほんと?」
「ダマされたと思って試してみてください」
「ありがとう」
とは言ってみたものの、内心、わざわざ殻を割って食べるのはやっぱりちょっと面倒だなあと、そのときは思った。
ところが、である。
これがやってみると、たしかに癖になる。あっという間に、いただいた一袋を食べ終わってしまった。
パキッ!
と、これがまた実にいい音がして割れるのだ。
中のナッツがきれいに取り出せる場合もあれば、割り方を失敗して、取り出せない場合もまれにある。そのときは、この「殻付きマカデミアナッツ専用殻割り器」を使って殻をさらに細かく打ち砕く。
パキッ!
といい音がして、中のナッツがきれいに取り出せたときの達成感は、実に心地よい。
休みの日などの時間があるときに、殻付きマカデミアナッツを売っているお店に行って、殻付きマカデミアナッツを買って、それを殻付きマカデミアナッツ専用殻割り器で割って食べている。一度割り出すと、止まらなくなってしまう。
いまやわが家では、トング、土鍋の次ぐらいに使用頻度が高いのが、この「殻付きマカデミアナッツ専用殻割り器」なのである。
この「殻付きマカデミアナッツ専用殻割り器」を使うたびに思う。
きっと人間は、サルだった頃から殻を割ることに快感を覚えていたのだ、と。
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