メンタルヘルスに気をつけよう
6月3日(水)
最近ウツ気味である。
午前、職場で「メンタルヘルスおよびハラスメントに関する研修会」があったので、出席した。前半はメンタルヘルスのお話、後半はハラスメントのお話だった。
このテの研修会に、人がほとんど集まらないのは、いずこも同じである。
講師は臨床心理士の先生である。最初に先生の名誉のために書いておくと、お話自体は、とてもわかりやすく、誠実な内容だった。
だがこれは完全に私の偏見だが、臨床心理士の先生のお話って、どこか「強者の論理」ではないだろうか。
たとえば、人間関係がうまくいかず、気に病んでいる人がいたとする。
臨床心理士の先生は、こんなアドバイスをする。
「相手に対しては、アグレッシブでも、ノンアサーティブでもいけません。アサーティブになることが、人間関係がうまくいくコツです」
しかし、アサーティブになれないから、気に病んでしまうんじゃないだろうか?
…アサーティブって何だ?
まあそれはよい。
それと、ストレスマネジメントが大切なのだそうだ。
・食事や運動や睡眠などで、ストレスに負けない体を作る。
・ON/OFFの切りかえをする。
・受け止め方が、被害妄想的、自虐的、悲観的にならないようにする。
「以上を気をつければ、ウツになる心配はありません」
というのだが、こういったことがなかなかできないから、気に病んでしまうんじゃないだろうか。
なんとなく、
「向かってくるボールにバットを当てれば野球なんて簡単だよ」
と言われるのと、同じような気がしたのだが、これまた私の被害妄想か。
ただ、お話の中でなるほどと思ったことがある。
「元気の出ない考え方」というのがあるそうだ。
・0か100かの思考。
・過剰な一般化 ・肯定的側面の否認
・「すべき」思考
・結論の飛躍、心の先読み
・レッテル貼り
これらはいずれも、「元気が出ない思考」なのだそうだ。
ビックリすることに、全部私にあてはまるではないか!
「0か100かの思考」…あぁ、どうせ俺には理解者なんてひとりもいないんだ。
「過剰な一般化」…臨床心理士の先生のお話は、みな強者の論理である。
「肯定的側面の否認」…気を使って感謝してくれたが、ほんとうはそれほどありがたくないんだろうな。
「『すべき』思考」…よかれと思ってあんなものを送るべきじゃなかった。
「結論の飛躍、心の先読み」…「メールの調子が悪い」と言われたということは、「迷惑なのでメールをよこすな」ということだな。
「レッテル貼り」…法曹界や医療界は冷たい人が多い。
われながら、「元気の出ない考え方」ばかりしていたことに、呆れてしまった。
しかし、こうした考え方から脱却するにはどうしたらよいのか?
「ものごとの受けとめ方を変えることです」と臨床心理士の先生。
だから、その方法を知りたいんだってば!
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コメント
この1週間を振り返って、会話が成立した人数を数える(結構、理解しあってるかも)。
臨床心理士の先生が、みな強者の論理とは限らない。
気を使って感謝してくれた。ありがとう。
贈り物は、よかれと思ってもらうに越したことはない。
「メールの調子が悪い」と言われたということは、本当に「メールの調子が悪い」ということだな。
法曹界や医療界は冷たい人もいれば、そうでない人もいる。人それぞれ。
「食事や運動や睡眠などで、ストレスに負けない体を作る」や「ON/OFFの切りかえをする」は、吹きだまりサイクリング部長なんだから、既にできています。
投稿: 論理療法こぶぎ | 2015年6月 4日 (木) 14時45分