ラジオの公開生放送のカタルシス
ラジオの話を、もう少し。
前にも少し書いたが、パク・チュンフン、アン・ソンギ主演の韓国映画の「ラジオスター」という映画が好きである。
落ちぶれたフォーク歌手が、起死回生を賭けて、地方局のラジオ番組のパーソナリティとして出直すことになる。
最初はラジオに対してまったく乗り気ではなかったが、次第にその町のリスナーと心を通わせるようになり、自分の居場所がラジオであることに目覚めていく、というお話。
まあ私がいかにも好きそうなストーリーである。
この映画の中で、私が最もカタルシスを感じる場面は、その男のラジオ番組が次第に人気を博するようになり、ある日、町の広場で公開生放送をおこなうことになる、という場面である。
そのとき初めて、ラジオパーソナリティとリスナーたちが対面するのである。
これぞ、「直接民主主義」ならぬ「直接聴取主義」である。
このとき、ラジオ番組はそれまでにない盛り上がりをみせる。
どうも私は、ラジオの公開生放送というものに、憧れがあるようだ。
私が好きでよく聴いているTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(ポッドキャストでも配信中)は、年に1度、関東地方の町で、公開生放送を行っている。
ラジオパーソナリティーである安住紳一郎の喋りに対するリスナーの反応が、ダイレクトに伝わってくるので、聴いているだけで気分が高揚する。
一度でいいから、自分の好きなラジオ番組の公開生放送に行ってみたい。
そこで質問なのですが。
自分の好きなラジオ番組の公開生放送に行ったことがある方。実際、どんな気持ちになるのでしょうか。
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コメント
やーやーやーやー、どうもどうもどうも。
公開生放送なんて、応募はがきが当選してサ、誰かさんが出演したあの放送局に、はるか遠い昔に行ったことがあったけどな、
カーテンを閉め切ったピアノのあるスタジオの様子とか、DJの私設ファンみたいな人が帰り際に手作りの会報を配っていたことくらいしか、覚えてねーな。
でもさ、この番組だって、公開生放送っちゃ、そうだろう?
それもなあ、スタジオを飛び出して、わざわざ近所のスーパーまで来てやってんだからな、オイ、そこのババア聞いてるか? なあ、せいぜい長生きしろよ。
放送開始間際に下駄に履き替えて、足音を電波に乗せて歩いてくるとか、放送終了後もずうっと並ぶ行列を前に、黙々とサインを書き続けているなんて、放送の裏事情なんかしゃべったら、承知しねえからな。
じゃ、曲へ行って。
投稿: こぶぎプレゼント | 2015年7月10日 (金) 15時45分
ハイ、曲の準備できてますよ。
ではパク・チュンフンで「雨とあなた」です。映画予告編のBGMバージョンでどうぞ。
https://youtu.be/JeDUJFS5cI8
投稿: ゆうゆうこぶぎ | 2015年7月10日 (金) 16時38分
まむしさーん!
投稿: onigawaragonzou | 2015年7月10日 (金) 19時06分