土曜日の、実験室!
7月13日(月)
夜寝ていて、あまりの暑さに目が覚めてしまったら、午前2時だった。
眠れないなあと思い、テレビをつけたら、なんと大林宣彦監督、原田知世主演の映画「時をかける少女」が放送されていた。
1983年公開だから、私が中2くらいのときか?
まさに思春期「中2病」ど真ん中のころの映画である。
私と同じ年代の男子、つまり今の45歳前後の男子のほとんどが、この映画に対してかなり強い思い入れがあるはずである。
あの、ライムスター宇多丸さんも、年齢は私の1歳下だが、この映画を青春映画のベスト1にあげている。
ところで、どうして今ごろ、この映画がテレビ放送されているのだろう?
映画をしばらく見ていると、その理由が分かった。
アニメ映画の監督・細田守の最新作「バケモノの子」が劇場公開されることを記念して、このテレビ局の「金曜ロードショー」で、細田監督の過去のアニメ映画作品が連続放映されるという。
そのうちの1作に、「時をかける少女」がある。
そして、細田監督のアニメ映画「時をかける少女」がテレビ放映されることを記念して、その原点の映画とも言うべき、大林宣彦監督の「時をかける少女」が深夜に放映されたというわけである。
なんともややこしい話である。
ちなみに細田監督は、私の1歳上である。やはり「時かけ」に、ある思い入れがあったことは想像に難くない。不思議なことに「時かけ」は、ごく限られた世代の男子にのみ、強烈な印象を与えたのである。
主演の原田知世が、1967年生まれで、私と1歳しか違わないことも大きな理由であろう。
同世代の男子にとって、原田知世は、なんというか、アンタッチャブルな存在である。
原田知世が私の心をとらえたのは、当時、「YMOのファンである」ことを公言していたことも大きい。
これが、YMOファンである私の心をグッとつかんだのである。
いわば、「自らがオタクであることを公言したアイドル」の走りである。
のちに原田知世は、映画「天国にいちばん近い島」(大林宣彦監督作品、1984年)で、YMOの高橋幸宏と共演を果たしている。
このことがさらに、YMOファンの心をグッとつかんだのである。
まあ、そんなことはともかく。
久しぶりにこの映画を見て、思わず泣いてしまった。
やはりこの映画はいいなあ。
すべてが名場面なのだが、最後のほうで、息子夫婦や孫に先立たれてから何年も二人暮らしを続けている老夫婦(上原謙と入江たか子)が、
「ずっと二人きりなんでしょうか」
「ずっと二人きりなんだろうねえ」
と会話を交わす場面で、思わず号泣した。本筋とは関係ないが。
そしてラストシーン!
私はこの場面で、「逆ズーム」という撮影方法を知ったのである!
結局見終わったのが午前4時。
そこから再び寝床に入ったが、いつの間にか眠りについたようで、夢を見た。
私が、細田守監督の映画で声優をつとめた、という夢である。
映画のパンフレットを見ると、声の出演者として、私の名前が書いてある。
(俺は、声優としてデビューしたのか?)
しかしおかしい。スタジオで声を吹き込んだりした覚えはないぞ。
私はいつの間にか、映画に声の出演を果たしていたのだ!
これはみんなに宣伝してまわらなくては!
と思ったところで目が覚めた。
(なんだ、夢だったのか…)
いや、待てよ、映画のパンフレットを見ると、やはり声の出演者として私の名前が書いてあるではないか。
(やっぱり俺は声優としてデビューしていたのだ)
久しぶりに妹と会ったので、妹に聞いてみた。
「俺、映画で声優やってるんだけど…」
「見たよ」
「見たって?で、どうだった?」
「まあまあだった」
やはり俺は声優をやっていたのだ。
今度こそみんなに宣伝しなくては!
…というところで、目が覚めた。
(やっぱり夢だったか…)
今度は、正真正銘、目が覚めたようだった。
それにしても、どうしてこんなヘンな夢を見たのだろう?
分析できる人は、おそらくおるまい。
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投稿: 夢占いこぶぎ | 2015年7月15日 (水) 09時37分