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中国旅・完璧な気配り

9月21日(月)

中国旅の4日目。

今日も朝9時に、「前の職場」の教え子だった中国人のYさんと、その「知り合い」の実直な青年J君が、ホテルまで迎えに来てくれた。

J君の運転で、市内と郊外をまわる。

J君が考えた本日のプランは、ほとんど完璧といっていいものだった。

それに、J君の気配りは、並大抵ではない。

J君の運転は、とても上手である。

私の勝手なイメージだが、中国人は運転が荒っぽいという印象があるのだが、J君はそうではない。

私たちが乗っていることに気を使ってか、道の悪いところを通る時は、車が極力揺れないようにゆっくり走る。

とにかく、乗っていて心地よいのである。

気配りは、運転だけではない。

雨が降り始めたとき、カバンから傘を出そうとしてもたついていたら、J君は私のところにやってきて、雨に濡れないように自分がさしている傘を私のほうに向ける。

入場するのにチケットが必要な場所に行くと、受付に走っていって人数分のチケットを購入する。

足もとの悪いところがあると、「足もとに気をつけてください」と注意をうながす。

食事の気配りもすごい。

地元の名物料理や、その土地でしか食べられないような料理のお店に案内してくれる。

しかも、とても美味しい店ばかりなのだが、この地域の料理の特徴は、どの料理もとても辛い。

さすがに辛い料理が続くとなあ、と思っていると、こっちが希望を言ったわけではないのに、今日の夜は辛くない料理の店に連れていってくれた。

そのあたりのバランスがすばらしいのである。

しかも今日の夕食後は、市の中心地にある大きな本屋さんに連れていってくれて、私たちが本を買うのにもつきあってくれた。

私が買いたい本を何冊か手に持って、さらに他の本を探していると、J君はどこからか買い物カゴを持ってきて、そのカゴに本を入れてくれ、しかもその本を入れたカゴを、私が本を物色しているあいだ、ずっと持っていてくれたのである。おかげで私は手ぶらで本を探すことができた。

さらに、である。

昼間に、雑談で「おみやげには緑茶がいいなあ」とか、「ホテルで飲んだ○○茶が美味しかった」みたいなことを言っていたのだが、J君はそのことを覚えていて、いつの間に用意したのか、今日の夜、別れ際に、選りすぐりの美味しい緑茶や話題に出た○○茶を、私たちにプレゼントしてくれたのである。

とにかく、J君の気配りぶりを書き出すときりがない。

そうした気配りを、何も言わず、黙ってしてくれるのである。

まるまる3日間、J君は朝から晩まで、初対面の私たちに、ほとんど献身的につきあってくれた。

今まで、こんな実直な青年を見たことがない。もちろん日本においても、である。

おかげで充実した旅になった。

もし、中国の中でどの都市が好きですか?と問われれば、私は迷わず今回訪れた都市の名前を答えるだろう。

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