申請書祭りの季節
9月9日(水)
この業界のあるあるネタとして、「経費を獲得するために申請書を書くという作業が、じつに面倒くさい」というのがある。
そもそも、申請書を書くというのは、あまりやりたくない作業なのである。
だから、ついつい後回しにしてしまう。
うちの職場では、年に一度、この時期に「申請書祭り」がおこなわれる。
申請書の提出期限は、今週の金曜日である。
今年度は私も、A4で4枚ほどの申請書を「作文」して提出しなければならない。
7月初めから募集がはじまり、申請書を書く時間はたっぷりあったはずなのに、今まで全くやってこなかった。
気がついたら、もう今週の金曜日が締切である。
日中は雑務に忙殺され、申請書を書く気力が起こらない。
出張中も、当然書けない。
チームを組む同僚から、火曜の夕方に申請書の読み合わせをするので、それまでに申請書を書いてくるように言われた。
もう時間がない。
ようやく重い腰を上げ、月曜の深夜から申請書をゼロから「作文」し始め、翌日も朝から職場で申請書を書き続けた。
そして午後4時過ぎにようやくひととおり書き終わり、読み合わせに何とか間に合った。
こういうときの私は、抜群の集中力で原稿を書き上げる。驚異的なスピードで、論理的でかつ、少しだけ情緒に訴える文章に仕上げていく。この微妙なさじ加減は、私の真骨頂である。
イヤミだねえ、どうも。
同僚のチェックを受け、修正箇所もほとんどなく、結局締切の3日ほど前に完成した。
今日(水曜日)、申請書提出を考えている同僚の何人かに聞いてみると、
「まだ書いている途中」
とか、
「まだ1文字も書いていない」
という強者までいた。
やはり誰もが、申請書を書くのが億劫なのである。安心した。
これが終わると、今度は全国的な「申請書祭り」が始まる。
「申請書祭り」は、この業界にとっての「秋祭り」だな。
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