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晴れの特異日、ではない

10月10日(土)

10月10日が体育の日というのは、もうずいぶん前の話。

いまは、10月の第2週の月曜日が体育の日である。

1週間前の10月4日(日)、3歳になる姪の運動会を見に行った。

聞くところによると、この日に運動会をやる保育園がけっこうあるのだという。

体育の日に運動会をやればいいのに、とも思ったが、祝日の制度が変わって、体育の日が3連休の中に必ず含まれるようになってしまったため、おそらく3連休に保育園や学校の行事を入れることが忍びなくて、むしろ3連休を避けたのだろうと私は推測した。

今日、たまたまTBSラジオ「安住紳一郎 日曜天国」を聴いていたら、安住紳一郎が同じことを言っていた。

最近は、体育の日を含む3連休に運動会をやる学校が少なくなり、ほとんどの学校がその前後にするようになったという。

貴重な3連休を学校行事で潰したくないということなのだろう、とやはり安住アナは言っていた。

「『体育の日』に運動会を避けるとなると、『体育の日』というのは、いったい何のためにあるのか?」

と安住アナは疑問を呈していたが、まさにその通りである。

まったく、本末転倒も甚だしい。

安住アナが言っていたことでもう一つ驚いたことは、

「10月10日は晴れの特異日ではない」

ということだった。

10月10日がなぜ体育の日になったのかと言えば、この日が、1964年の東京オリンピックの開催日だったことによるが、ではなぜこの日を開催日にしたかというと、10月10日が「晴れの特異日」だったからだ、と言われてきた。

つまり、

10月10日は「晴れの特異日」

「晴れの特異日」ということで、この日が東京オリンピックの開催日となる

東京オリンピックの開催日を記念して「体育の日」となる。

「体育の日」に運動会をする学校が増える

という流れが、これまでの私たちの「常識」だった。

ところが、10月10日は、実は「晴れの特異日」でも何でもなかったのである。

いったい、どのような経緯で10月10日が「晴れの特異日」であるという都市伝説が生まれたのか、よくわからないが、人間とは、まことに根拠のない都市伝説を、あたかも「常識」のごとく信じてしまう生き物である。

しかも、10月10日が「晴れの特異日」といわれ、「運動会をするのに最も適した日」といわれていたにもかかわらず、お国の事情でアッサリと「体育の日」が変えられてしまったばかりか、いまやその「体育の日」に運動会をやるところすらほとんどないという事実。

ではいったい「体育の日」とは、何なのか?

「体育の日」の「体育の日」たるゆえんを突きつめようとすると、実は何も根拠がない、という事実に突き当たるのである。

これでは「体育の日」が、あまりにもないがしろにされているではないか。

「祝日」なんてその程度のものだ、と考えられている証だろう。

私は思う。

「体育の日」にかかわる一連の経緯の中にこそ、この国の人たちの思考様式の本質があらわれているのではないか、と。

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コメント

10月初めは晴れの特異日ではないが、祭の特異日ではある。

学園祭に映画祭、自転車の部活動でワイン収穫祭まで、連日、往復100キロの掛け持ちだ。

その上、学園祭の上映映画にも動員されて、もうナンダカワカラナイ。

だいたい、誰かさんがB山国際映画祭をスルーして帰ってきたお陰で、映画の神様がお怒りになったのか、こちらの国際映画祭で10時間連続で映画を見るハメになった。

10時間ですよ、奥さん。

幕間の10分休憩で飛び出して、ポップコーンやサンドウィッチを買って飢えをしのぐ。

こうなると、映画館に立てこもっているも同然だ。

コメント欄さえ書けないほどの連日連戦で、1週間があっという間に過ぎた。

そして眼精疲労のためか、後頭部に鈍痛が残っている。

映画を見たら感想を言い合いたいものだが、こんな荒行に同行者などいない。他人(ひと)様のコメント欄に書くくらいしか、おさまりがつかない。

まあ、本当に言いたいのは、あいつがあんな奴だったのか! と言うことだが、批判には品格が必要らしいので、ここで書くわけにはいかない。

でも、それぞれの映画で描かれた、アジア各地の事件が繋がっていて、それがさらに、中国のあの事件、そして日本のあの時代につながっていたことが分かったのは、面白かった。

穏健な方針が仲間の過激化で内輪争いになるさまとか、一見平和裏な現場の外で暴力やNPOの支援があったという話も、新聞ニュースだけでは分からない。

あと、人は亡くなると、生きている人の心のヒダヒダにずっと刺さり続けるものだ、ということも。

映画祭は今日で終わりだが、さっきまで南米の映画を見てきた。

音楽風土記のような内容に、舟を漕ぎそうになったが、ティーチ・インで監督に質問して、その国の音楽の多様性、そして音楽には演奏する人の生活や風土が積み上がっている、ということを聞いて、目が覚めた。

さすが映画祭、手を挙げて、監督から直に答えてもらえるのが嬉しい。

でも、広東語に台湾国語にスペイン語、通訳してもらわないと分からない言葉だらけだな。

韓国語が多少分かっても、せいぜい、カン・ホドン、イ・スンギ、ウン・ジウォン、イ・スグンのKBS「1泊2日」ゴールデンメンバーに、「花よりおじいさん」「3食ごはん」のナPDが組んで、面白くないわけがないNAVER配信バラエティ番組「新西遊記」が見られるくらいだし。

投稿: 特異日こぶぎ | 2015年10月15日 (木) 22時37分

映画祭か…。いいなあ。

祭りは祭りでも、こっちは「全国的な申請書祭り」の真っ最中である。

今年は「町内会の申請書祭り」担当を仰せつかったので、祭りの段取りを組んだり、祭りに出てもらう人を募ったり、祭りに出る人をその気にさせたりと、マア大変である。

そのうえ「町内会の申請書祭り」も同じ時期に重なっていて、そっちの段取りと、そのうえ出し物もまかされてるもんだから、もうナンダカワカラナイ。

今年は「全国的な申請書祭り」に出し物を出さなくていいいのが俺にとってはせめてもの救いだ、と思っていたら、町内会長に言われて急遽出さなきゃいけなくなった。

つまり、段取りを組むだけでなく、出し物を出さなければいけなくなったのである。

こうなると本当にナンダカワカラナイ。

そしてパソコンの画面の見すぎで眼精疲労のためか、後頭部に鈍痛が残っている。

眼精疲労は、祭りにつきものなのか?

投稿: onigawaragonzou | 2015年10月16日 (金) 00時58分

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