ここで言わなきゃ男がすたるか?
10月21日(水)
昔はよく、職場の全体会議で執行部にたてついて意見を言ったもんだ。
しかし、感情にまかせて発言したことは一度もない、つもりである。
もっぱら私が意見を言う場面は、「思考停止している状況に、誰も気づいていない」というときである。
それ以外のことには、関心がない。
あらかじめ会議の資料に目を通して、そんな箇所が見つかった時に、「ここで意見を言おう」と決めておく。
その議題が来るまでに、発言の骨子を考える。どんな表現を使うかを、吟味する。
揚げ足をとられないように、できるだけ正確な表現を心がける。
で、その議題の時が来たら、手を上げて発言するのである。
なので、感情的になったことは、一度もない。
よく、「ここで言わなきゃ男がすたる」という気概をもって発言する人がいるそうだが、私はそんなことを考えたことは、一度もない。
ましてや、「男」を「漢」と書くヤツには、虫唾が走る。
意見を言うのに、男も女もない。
「ここで言わなきゃ男がすたる」と思って発言している時点で、私はその意見を信用しない。どんなにまっとうな意見であっても、である。
私の友人がよく使う、「俺の生きざま、よく見とけ」は好きだけどね。
旅の空で考えたことである。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- だれが見てるかわからない(2024.09.11)
- 都内会合で疲労(2024.08.25)
- 気が抜ける(2024.08.22)
- プロローグとエピローグ(2024.08.02)
コメント