カツラはあなたではない
ずっと昔、「スピード」という4人組の女性アイドルグループがいた。
そのグループが人気絶頂のころ、ある深夜ラジオのDJが、
「スピードの中に、一人、面白い顔の人がいるよね」
とラジオで言ったところ、リスナーから、
「ヒトエちゃんのことを悪く言うな!」
という抗議のお便りが殺到したのだという。
後日、そのラジオDJは、抗議が殺到したことを受けて、
「みんな、なんか勘違いしてるよね。俺が言ったのは、ヒトエちゃんのことではなく、ヒロちゃんのことなんだけど」
と言った。
このエピソードから学べることは、不特定多数の人たちに対して、ある人のことを名前を出さずに評価したときに、それを聞いた人たちは、勝手に特定の人物を思い浮かべ、疑心暗鬼になる、ということである。
とくによくあるのは、「あれって、俺のことなんじゃねえか」という疑心暗鬼である。
このブログも、いってみれば不特定多数に向けて書いているので、ラジオと基本的には同じである。
たとえば、少し前に「カツラのくせに」という批判の仕方はよくない、という記事を書いた。
あれを読んだ人の中に、
(ひょっとして、俺がカツラだということが、ばれていたか???)
と疑心暗鬼になった人がいたとしたら、大間違いである。
大事なことは、私がそういうことを書く場合、「その人はこの記事を読んでいない」というのが大前提である、ということである。
だから、この記事を読んでいる人は、あてはまらないのだ。
もう一度言う。
このブログを読んでいる人は、疑心暗鬼になる必要はないのだ。
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