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タイヤがパンクしたので交換した

11月1日(日)

忙しくって、こぶぎさんが期待するような、ウィットに富んだ記事が書けない。

最近起こった出来事といえば、次のようなことである。

先々週の火曜日、車のタイヤがパンクした。

この日はずっと会議で、夜7時頃に終わり、そのあと書類を書いていたりして、夜9時過ぎに職場を出た。

職場からの帰り、家に向かって車を走らせていると、「ガタガタガタ」とすごい音がするので、車をとめて見てみると、左後ろのタイヤがパンクしていた。

思いあたるフシがないわけではない。朝、職場の駐車場に止めようとバックをしていたら、何かに乗り上げてしまい、あわてて前進に切り替えた。

どうもそのときにタイヤに傷がついてパンクしたのだろう。

しかし、わが人生で車のタイヤがパンクしたのは、これが初めてである。

機械音痴の私は、自分でパンクを直すことができないので、ロードサービスを呼ぶことにした。

待つこと45分、ロードサービスがやってきた。

車載のスペアタイヤに交換してもらった。

「スピードを出してはいけません」と言われたので、そろりそろりと運転して帰り、家に着いたのが夜の12時だった。もうヘトヘトである。

スペアタイヤをずっとはいているわけにはいかないので、早いうちにタイヤ交換をしたかったのだが、翌日から出張や会議が続き、ようやく昨日の土曜日になって、タイヤを交換する時間ができた。

わが家から歩いてすぐのところに、小さなタイやショップがある。

チェーン店のタイヤショップも近所にあるのだが、いちばん近い、その小さなタイやショップで交換してもらうことにした。

タイやショップには、一人、ヨボヨボのおじいさんが一人いた。

「あのー、タイヤがパンクしちゃったんで、交換してもらいたいんですけど」

「今、若いもんがちょうど外へ出ていてねぇ」と、おじいさん。

「じゃあ無理ですか?」

「大丈夫だよ」

私は心配だった。そのおじいさんは、「ドリフ大爆笑」の「もしもコーナー」で志村けんが演じるおじいさんのような動きをしていたからである。

…わかる人だけがわかればよろしい。

しかし一方で、こうも考えた。

長年この稼業を続けているということは、タイヤ交換にそうとう熟練したおじいさんなのではないだろうか、と。

私は、志村けんみたいな動きをするそのおじいさんに賭けてみることにした。

「あっちで座ってなさい」

事務所みたいなスペースにうながされ、いすに座ってタイヤ交換の様子を見ることにした。

まずスペアタイヤを外す。

これだけでおじいさんには一苦労である。

「ウーン、ウーン」となにやら唸りながら、外したタイヤをヨロヨロと転がしながら、少し離れた場所に置いた。

続いて新しいタイヤを持ってこなければならない。

敷地の端っこに新品タイヤが置かれていて、「ウーン、ウーン」と唸りながら、そこまでヨロヨロと歩き出した。

自分の身長の二倍ほどの高さのところに置いてある新品のタイヤを、今度はビールケースを踏み台にして、また「ウーン、ウーン」と唸りながら、やっとのことでタイヤを一つ持ち上げて、それを地面に下ろす。

それを今度は、「ウーン、ウーン」と唸りながら、転がして車の近くまで持ってくる。

新品タイヤを車の近くに置いて、今度は私が座っている事務スペースに向かってヨロヨロと歩いてきた。

事務スペースにある電話に手をかけ、誰かに電話をかけた。

「おい、今どこにいるんだ、早く帰って来いよ!」

外出している「若いもん」に電話をかけたらしい。

なあんだ。結局自分一人では無理だったのか。

見たところそうとうなお年なので、無理もないことである。

やがて、軽トラックの音がして、「若いもん」が帰ってきた。

私はびっくりした。

「若いもん」と言っていた人は、私が見たところ、とうに還暦を過ぎたと思われる方である。

(この人、この職場にいる限りずっと『若いもん』と言われるんだろうな…)

それでも、「若いもん」の方がそのおじいさんよりもはるかに手際よくタイヤを交換した。

…ということで、タイヤ交換は無事に終了した。

時間があれば、もっと練った描写をするのだが、とりあえず事実を書くにとどめる。

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コメント

本文記事が困っている時こそ、コメント欄が手を差し伸べなくてはいけない。

大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然。

というわけで、こうすれば本文記事が面白くなるアイデアを考えてみました。

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・ロードサービスが来るまでのドタバタを書く。

・スペアタイヤで帰る道程のハラハラ感を書く。

・上の過程で、とりあえず尿意を感じてみて、事態に切迫感を増してみる

・スペアタイヤは空気圧が抜けて足りなくなっているはずなので、スポーツ自転車用ポンプで充填しようとして、空気が全部抜けてしまう。

・スペアタイヤを履き替えずに、次の日も走ってみる。

・できれば、悪路や悪天候を選んで走ってみる。

・スペアタイヤがパンクしてくれれば、超ラッキー。

・タイヤ屋に行かず、ロードバイクで自動車用品店に乗りつけ、自転車置き場がないこと(あたり前)に腹を立てながら、道具を買って自分で交換してみる。

・結局交換できなくて、タイヤの空気も抜けて自走できなくなり、もう一度ロードサービスを呼ぶ。

・あるいは、自転車がパンクして2重苦に。

・志村けんのタイヤ屋で、見るに見かねて「手伝いましょうか」と声をかけてみる。

・志村けんを手伝ったおかげで、タイヤ交換の仕方を覚えたが、工賃を満額とられて、腑に落ちない。

・志村けんより、鬼瓦さんの方が作業の手際がよい。

・翌日、無理な姿勢の作業がたたり、筋肉痛で寝込む。ワイシャツが汚れてクリーニング代が、かさんでもよい。

・手一杯の志村けんに代わって、若いもんに電話をかけるように言われる。そして、初めて話す人に小言をいうはめになる。

・若いもんが、その筋みたいな人だった。

・若いもんが帰ってきても、やはり手伝わされる。客が一番「若いもん」だったから。

・パンクしたタイヤを水谷豊にたとえて、映画・ドラマの蘊蓄で煙に巻く。

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いかがです。

じゃ、もう一度タイヤをパンクさせて、書き直してみてくださいね。

投稿: マクチャンこぶぎ | 2015年11月 2日 (月) 11時43分

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