3週間韓国語耐久レース
1月30日(土)
1月9日(土)から始まった、3週間にわたる「韓国語耐久レース」が終わった。
16日(土)に韓国から帰国したが、18日(月)に今度は、韓国からJさんとMさんがうちの職場に2週間ほど滞在することになった。
ところが私は、帰国後に体調を崩し、18日(月)、19日(火)と仕事を休んだ。
しかし、21日(木)には、Mさんを関西にお連れするという仕事が待っている。こればかりは、どうしても休むわけにはいかない。
ということで、21日(木)からMさんをお連れして1泊2日で関西に出張した。
さらに25日(月)~27日(水)に、今度はMさんとJさんのお二人をお連れして、雪国へと出張した。
つまり、寒波が押し寄せるこの時期、韓国を南から北へ縦断した後、日本を南から北へ縦断したことになる。しかも使う言語はほとんどが韓国語。
「まるで何かの罰ゲームですね」
と、職場の人に言われたが、さしずめ「水曜どうでしょう」並みか、「路線バスの旅」並みの過酷さであった。
出張から帰った28日(木)と29日(金)も、お二人を夕食にお連れしたりして、お二人をアテンドした。
29日(金)の夕食後、「今度は韓国でお会いしましょう」といって、お別れした。お二人の帰国は、31日(日)である。
29日(金)の夕食をもって、私の役目がようやく終わり、家に帰ってぐったりと寝てしまったのだが、夢の中では相変わらず韓国語で会話をしている。
たぶん、この3週間で韓国語がものすごく上達したと思う。
それはともかく。
これでようやく終わったかと思ったら、一つ、肝心なことを忘れていた。
話は、Mさんを関西にお連れした21日(木)にさかのぼる。
21日に予約したホテルは、全国にチェーン店を持つホテルだった。
夕方、チェックインしようとすると、フロントの職員さんが、
「M様は、パスポートはお持ちですか?」
と、韓国人のMさんに聞いてきた。
Mさんは、滞在先の東京の宿舎にパスポートを置いてきてしまったという。
私がそのことをフロントの職員さんに話すと、
「では、お泊めすることはできません」
という。
何でも、旅館法か何かで、外国人はパスポートをフロントに提示しないと泊まれないというのだ。
Mさんは、韓国の職場の身分証明書だとか、そのホテルチェーンの会員証を見せたりしたのだが、
「そんなの見せられても、ダメなものはダメです」
と一蹴される。しまいにはホテルの支配人が出てきて、
「旅行中はパスポートを携帯するようにと言わなかったお前が悪い」
というニュアンスでなじられる始末。
そこを何とか、と私が食い下がった結果、
「では、後日に、パスポートのコピーを必ずファックスで送信してください」
という条件で、なんとかMさんはそのホテルに泊まることができたのである。
私はMさんに、
「来週、雪国出張のときには、必ずパスポートを持ってきてくださいよ。そうでないと泊まれませんから」
と釘を刺した。
さて、次の週の雪国出張。
25日(月)の晩も、駅裏にある、同じホテルチェーンのホテルに泊まった。
Mさんがフロントでパスポートを提示すると、
「当ホテルチェーンの会員証をお持ちなら、パスポートの提示はけっこうです」
と言われたのである。
どないやねん!
関西のホテルで支配人にあれだけなじられたのは、いったい何だったのか?
まあそれはともかく、つつがなく出張が終わったのは何よりだった。
ところが私は、出張が無事に終わって安心したためか、今日(30日)に至るまで、Mさんのパスポートのコピーを、21日に泊まったホテルにファックスするという約束を、すっかり忘れてしまっていたのである。
Mさんの帰国は31日(日)である。
帰国までに、Mさんのパスポートのコピーを入手して、ホテルにファックスしなければならない。
帰国前日の今日、MさんとJさんは東京観光をしているという。
急いでMさんと連絡を取り、都内で観光中のMさんやJさんと落ち合い、Mさんのパスポートを近くのコンビニでコピーして、ホテルにファクスしたのであった。
「昨日でお別れだと思っていましたが、パスポートのおかげでまたお会いできましたね」とJさん。
「今度は韓国でお会いしましょう」とMさん。
「気をつけて韓国へお帰りください」
やれやれ。これでようやく、私の役目は終わりである。
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