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8日間韓国語耐久レース・その3

1月15日(金)~16日(土)

木曜日、P郡の会社にて。

Jさんが言った。

「明日(金曜日)のことなんですけど」

「はあ」

「親会社に連絡をしてみたら、この日は、Fさんの案内で再びD市の親会社に行って、親会社の社長にご挨拶することになっていました」

「ええ、たしかに予定表ではそうなっていました」

「ところが確認してみたところ、この日、社長は出張のため不在で、おまけにFさんも仕事が忙しくて対応できない、と言われたんです」

「そうですか…」

いかにも豪放磊落なFさんらしい。まあそういう人なのだろう。

「ということで、D市に泊まる理由がなくなりました」

「そうですね」

「そこで、明日は午前中、P郡で仕事をしたあと、午後にソウルに向かうことにします」

ええええぇぇぇぇっ!!その話はご破算になったんじゃなかったのか?

「でも荷物も重いし…」

とごねると、

「大丈夫です。私も一緒に行きますので。そして最終日の土曜日は、空港までご一緒します」

「そんな…悪いですよ」

「大丈夫です。とにかく重い荷物は私が持ちますから」

…というわけで、急遽予定が変更になり、この日の午後にソウルに向かうことになった。

お昼すぎ、近郊のK駅から高速鉄道に乗り、ソウル市内に着いたのが、2時頃である。

そこからホテルにチェックインして、市内のS大学に着いたのが、午後3時。

なんと!同業者祭りに間に合ってしまったのだ!

会場となる部屋の前まで来ると、

「じゃ、私はここで。また明日会いましょう」

といって、Jさんは去って行った。

一人残された私は、会場となる部屋の中に入る。

小さな集まりだったが、そのほとんどが私の知っている人たちだった。

私がその部屋に入ると、みんなが一様に驚いた。

なんでお前がここにいるんだ?という顔をした。

そりゃあそうだ。だって急遽決まったことなんだもん。

いまS大学に留学中のU君の姿もあった。

U君の姿を見て、なんかホッとした。

同業者祭りが終わり、またもや会食である。

U君の向かい側に座ったが、なんとなく日本語で会話するのがはばかられたので、終始韓国語で会話をした。

それでも、久しぶりに会った人たちとお話しするのは楽しかった。

2次会に誘われたが、体調が最悪だったので、1次会で失礼した。

午後9時過ぎ、ホテルの部屋に戻り、すぐに眠りについた。

最終日。

朝、Jさんと朝食をとったとき、私はJさんに聞いた。

「昨日は、あのあとどうなさったんですか?」

「大学時代の先輩や後輩たちと、久しぶりにお酒を飲んだり話をしたりして盛り上がりました。ホテルに戻ったのは、午前0時過ぎです」

「久しぶりだったんですか?」

「ええ、久しぶりでした。たまにソウルに上京することはあっても、すぐに戻ることが多いですからね。おかげで昨晩はゆっくりできました」

そうか!それで合点がいった。

Jさんがソウル行きにこだわったのは、大学時代をこの地で過ごしたJさん自身がソウルに来たかったからに他ならないのだ。Iさんの提案、そしてFさんのドタキャンは、渡りに船だったのだろう。

そう考えると、私も少し安心した。

さて、今日は午後4時の飛行機で帰国しなければならない。

ところが午後1時半から、某所で「同業者祭り」がある。私の知り合いやお世話になった方々がたくさん来る。

時間的に、「同業者祭り」に参加するのは無理だが、始まる前にそこに行って、ご挨拶だけして帰れば、空港には間に合う。

午後1時、同業者祭りの会場に行くと、留学時代にお世話になった先生方が何人も来ていらっしゃった。

その方々とつかの間の再会を果たし、午後1時半過ぎ、私とJさんは空港に向かった。

「いろいろとありがとうございました」と私。

「また来週お目にかかります」とJさん。

そう!今度は、Jさんが日本に滞在するのだ。

今度は私が、そのお世話をしなければならない。

はたしてJさんが献身的にしてくれたことに対して、私は恩返しすることができるだろうか?

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