スターウォーズ弱者による、スターウォーズ最新作鑑賞
1月1日(金)
元旦の午後、実家の近くにある映画館へ、映画を観に行く。
いま話題の、「スターウォーズ エピソードⅦ フォースの覚醒」である!
といっても、スターウォーズシリーズは、ずいぶん前、それこそ20年ほど前に「エピソードⅣ 新たなる希望」「エピソードⅤ 帝国の逆襲」「エピソードⅥ ジェダイの帰還」を見たっきりで、内容をすっかり忘れてしまっていた。
登場するキャラクターの名前も、断片的にしか覚えていない。
プリクエル(エピソードⅠ~Ⅲの「アナキン・シリーズ」)に至っては、まったく見ていないのだ。
つまり私は、「スターウォーズ弱者」なのである。
しかし、いま話題のこの映画を見ないわけにはいかない。
そこで、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」で、半年ほど前から定期的にやっていた「月刊スターウォーズ」を、予習として聴いてみたのだが、宇多丸さんと高橋ヨシキさんの会話がマニアックすぎて、なにを言っているのか全然わからない。
(いよいよ困ったことになった…)
冷静に考えれば、マニアの話を聴くよりも、前のシリーズ作品を見ることがいちばんの予習になるのだが、結局、事前に予習することができたのは、数日前に地上波で放送されていた「エピソードⅣ 新たなる希望」、つまり旧作の第1作だけであった。
(なるほど、こういう話だったのか…)
本当ならば、エピソードⅤとⅥも事前に見ておきたかったのだが、時間切れである。
そして今日を迎えた。
バーン!
…という例のオープニングには、やはりゾクゾクする。
そして映画を見終わっての感想は、
「エピソードⅣだけでも、直前に見ておいてよかった!」
というものであった。
もちろん、何の予備知識がなくても十分に楽しめる映画なのだが、「スターウォーズ」は、何よりもその「世界観」を楽しむ映画である。
とくに今回、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)だのレイア姫(キャリー・フィッシャー)だのといった、旧作の主役たちが登場している。
旧作を見ていなければ、彼らの登場に対して何の感慨ももたらさないだろう。
もっといえば、旧3部作(エピソードⅣ~Ⅵ)を見てちゃんと予習しておけば、今回のエピソードⅦがもっと楽しめただろうに、と悔やまれてならない。
それに、およそ40年ほど前に作られた旧作と、今回の作品とでは、登場する人物たちに対する配慮が、ずいぶんと違う。
これは、少なくともアメリカにおいて、多様な人々に対して自覚的であろうとする意識が、40年前と比べてかなり進んできたことと密接な関係があると思う。
そうしたことに注目しながら見るのも、なかなか面白い。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- KOC雑感2024(2024.10.19)
- ドリーム(2024.10.01)
- わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!(2024.09.22)
- 団地のふたり(2024.09.16)
- きみの色(2024.09.08)
コメント